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バサラ日記(その16)
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倭姫命 【やまとひめのみこと】
『古事記』『日本書紀』にみえる人物。日葉酢媛が生んだ,垂仁天皇の皇女。
甥の日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が西征に出立する際に,
伊勢神宮にいる彼女が自分の衣装をこれに与えたので,
ヤマトタケルはそれで女装して敵を殺害することができ,
また東征の際にも彼女が草薙剣と火打ち石の入った袋とを与えたので,
ヤマトタケルはそれを用いて難を切り抜けることができたと『古事記』は伝える。
この倭姫の名とヤマトタケルの名とがペアになっていることから,
以上の話は,神の力を背景に勇者が国を平定したことを語るものだ
と考えられる。
なお『日本書紀』には,倭姫は天照大神の託宣のとおり
伊勢に祠と斎宮を建てたという,伊勢神宮の起源を語る伝承がみえ,
倭姫と同神宮との間に密接な関係があることを示している。
<参考文献>肥後和男『日本神話研究』,吉井巌『ヤマトタケル』
(佐佐木隆)
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