したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

第三次世界大戦抑止プロジェクト

30名無しさん:2013/06/28(金) 09:52:53
シリア人が革命に乗り気でない10の理由

(1)地域の民主主義が成功していない。レバノン、イラク、イラン、
そしてイスラエルの政治にも重大な欠陥がある。民主主義が楽園であるかのような議論を疑っている。

(2)シリアより民主的とされるレバノン、イラクの政治腐敗は、
2010年の調査によれば、シリアよりもひどい。

(3)シリア人は、アラブ世界で重きのある国々のことを「弱い」と考えている。
例えばイラクは、事前に米国、イラン、シリアから了解を取らなければ組閣できない。
エジプトは、サイズは大きいが、今や影響力を失い、数年のうちに回復しそうにない。
カダフィー政権転覆に協力したリビアの世俗勢力は、カタールの干渉に対し不満を表明している。

だからといって、シリア人が改革をしないという意味ではない。しかし、
他国の実例をみると、そのようになりたくないと思う。

(4)シリア人は、自国が分割される危険をかぎ取っている。イエメンは南北に分裂しそう。
スーダンは南北に分裂した。ソマリアは完全に失敗した国家。

(5)最近民主化したと評価されている国において、
イスラム勢力が権力を握ったため、女性の権利は悪化した。
イラク、エジプト、チュニジアに実例がある。リビアもじきにそうなるだろう。
これは、シリアの女性が望む方向性とは異なる。

(6)民主化後の宗教的少数派の権利が悪化している。
イラクとエジプトのキリスト教徒にとっては、以前の世俗政権のほうが良かった。
サービア教徒は、何度も襲撃された挙げ句、全員国外脱出を余儀なくされた。
エジプトの世論調査によると、宗教的少数派の権利を尊重すると回答したムスリムは、
27%しかいない。エジプトの財界のドン、ナギーブ・サウィーリス(コプト)は、
エジプト国会議員の70%がイスラム系が占めたことに懸念を表明している。

(7)人口構成が多様な国の全てにおいて、急激な変化は、多数の犠牲者を生んでいる。
レバノンでは23万人が死亡、イラク、スーダン、ユーゴスラビアで数十万人、
リビアでも5万人が死亡し、今も死亡している。

(8)中央政府が崩壊すると、社会全体に混乱と治安悪化が発生する。
同質性が高いチュニジア、エジプト、イエメンですらそうである。
社会が多様なレバノン、スーダン、ユーゴ、リビアでは、すぐに対立が激化する。

(9)革命と内政は、経済を破壊する。イラクには石油資源があるのに、未だに復興が見えない。
エジプトは、資金繰りがあっという間に悪化し、破産目前。観光業は回復しない。
中央政府が崩壊したら、低所得者向けの食糧・燃料支援はできなくなる。
あとに残るのは、盗難、誘拐、強盗、売春である。

(10)このようにアラブ世界が混乱して得をしているのは、イスラエルである。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板