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バサラ日記（その１４）
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バサラは、常識を問い直す思想活動をしているのと同時に
赤裸々に店の状況をネット開示し、長く２ｃｈを炎上させているので、
雇用しているスタッフや客が、それに不快感を示しだすと、
雪崩が起こるかのように 組織崩壊する事がある。
その気配を察知したら、動揺している人物を パッと斬り捨て
「崩壊ウイルス」の感染が他のメンバーに移るのを防ぐしか手がないのだが
その人物を大事にしたいと言う思い入れがあると、なかなか安易には切れない。
バサラはネットを炎上させて集めた客で喰っている店なので、
そのネット活動の「表現の自由」に異議申し立てをするスタッフは
斬り捨てるしかなく、その人物のバサラでの存在が許されなくなる。
スタッフが嫌な思いをすると言うが、嫌な思いをせずに金を稼ぐのは無理だ。
バイト代にせよ金を稼ぐという事は、嫌な思いをする事を受け入れるという事だ。
「男に媚びる事が嫌だが、酒場では働きたい若い女性」が、バサラのスタッフになる事が多いが
男に媚びる事が嫌なら、別の面での嫌な事は受け入れてもらわないといけない。
バサラの場合、それがブログ活動（バサラ日記）だ。バサラ日記で シニカルな批判を
行われても、それを受け入れる寛容さがないと、バサラではやっていけない。その点に関し
謝罪を度重ねて要求されたらその人物を解雇するしかないのだが、その解雇が遅れたら
他のメンバーにもウイルスが感染し、組織崩壊に至る。
組織崩壊が起こっても、再構築できる自信がある人でないと経営者にはなれない。
バサラは基本、私の頭脳で回っているので、レギュラーの女性助手が一人いれば
この小さな組織は回る。今回、レギュラーの女性助手を確保するために
バイトルドットコム関西に求人を出したが、応募者は25人と多かったものの
桜もしくは偽応募者だらけだった模様で、面接までいけた人はいない。
２ｃｈで成りすましが沢山いるように、バイトルのようなインターネットを
使った求人サイトは、成りすましの登録者が沢山いるようで、バイトルは
事実上、使えない可能性が出てきた。それなら、今度は公的求人システムを使う。
職安（ハローワーク）だ。職安に求職に行く若い女性に、バサラの求人チラシを
手渡す。「つなぎのバイトでどうですか？」と声をかける。この作業を
本日から行いたい。それが出来ないと経営者ではないのだ。こういった苦労で
店は成立する。
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