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バサラ日記（その１３）
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＞バサラの店主の話を聞いて感心してる客は
＞かなり知識がなく経験も足らず判断能力もない連中だな。
＞あの自称「講演」は相当レベルが低いぞ。
勘違いしているようだが、酒場では、所謂「レベルが高い講演」は出来ない。
と言うか、してはいけない。聴衆の教養レベルや興味に合わせた講演内容に
しないといけない。
東大や京大の大学院の講義内容を、酒場に集まる関関同立クラスに聴かせても 理解できる はずがないのだ。
なお、酒場では 関関同立は高学歴である。普通は 高卒クラスが来る。
東大や京大の大学院の講義 や 第一線の研究の紹介を 理解してもらえるものではないのだ。
エンタメ目的で講演しているので、聴衆に理解してもらえるだけではいけない。
喜んでもらわないといけない。これは至難の業である。テーマの設定から考え抜かないといけない。
バサラでは、それを科学の裏話に絞っている。地球温暖化の裏、エイズの裏、精神医学の裏・・・
など裏話をして 初めてエンタメとして成立する一面があるからだ。
単位（卒業資格）と言う義務でしばり、日頃、一定水準以上の学力を持つ学生相手にしか講義した事がない大学教員には
この感覚は なかなか わからないだろう。レベルの高い講義を市民に提供すれば
事足りると思っているのは、大学人のマスターベーションである。
だから、国家事業である神戸大学のサイエンスカフェの反響が、ネット内外で
ほとんどないのではないか？
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