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バサラ日記（その１３）
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午後6時に 秘書のリュカさんが帰宅し、
午後7時に 夜のバー営業の助手のマオさん19歳が出勤。
掃除の後、路上に客寄せに出した数十分後の午後8時に
神戸大学法学部卒を自称する中高年サラリーマンがご来店。
来店時に泥酔状態。俺は兵庫県警幹部と同期だと威張っている。
焼酎の水割り一杯と女性従業員との会話を一時間提供した後、
いざお会計となったら、支払い拒否。ボックス席で寝だして
揺り起こしても、起きない。頑なに支払い拒否する。
私も忙しいので、こういった駄々をこね寝たふりする客の相手を
いつまでも出来ない。30分だけ穏やかに支払い要請した後、
無銭飲食＆泥酔者保護の名目で警察に１１０通報した。
１０分後に屈強な制服警官が3名駆け付け、強制力を持って
飲み代2000円を払わせ、店から連れ出してくれた。客は
警察を呼んだ私に怒っているが、私も忙しい。払わないのなら
警察を呼ぶ。
この警察劇。助手のマオさんが警察と同席したくないので外出したい
と申し出たが、職場放棄を認めず。トラブル処理も仕事の内だと
女性従業員にも警察劇に同席させた。
マオさんは勘違いしているようだ。
この仕事はお姫様で雇っているのではない。トラブル処理も
酒場の仕事の内なのだ。その場から逃げたら商売が成立しない。
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