レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
バサラ日記(その11)
-
3人目のジークフリート・フェルビーケ(Siegfried Verbeke)は
ベルギー人である。彼は、ナチスに迫害されたユダヤ人一家の話として
戦時中に書かれたとされる「アンネの日記」について、
日記は戦時中に書かれたものであるはずなのに、その原版を見ると、
戦後の製品であるボールペン(1951年に市販開始)で加筆された部分がかなりあり、
後から意図的に改竄されている、
などと主張する論文(他のリビジョニストの主張の引用が中心)を刊行したが、
オランダの裁判所で今年8月、発禁処分になった。
その後、ドイツ当局が、フェルビーケの主張の中にホロコーストに
疑問を投げかけている部分があることに注目し、自国でも裁く必要があるとして
オランダに移送申請し、10月に身柄がドイツに送られた。
一方、オーストリアで逮捕されたのは、イギリス人の歴史学者デビッド・アービングで、
1989年にオーストリアで行った講演でホロコーストを否定する発言をしたとして、
11月14日に逮捕された。アービングは、ナチス時代のドイツの歴史を
詳細に研究した人で、自らの研究の結果として
「ヒットラーがユダヤ人の絶滅を命じたという定説は間違いである」などと主張していた。
彼は、オーストリアに行ったら逮捕されるかもしれないと知っていたはずだが、
どうしたことか右派学生組織の要請に応えるかたちでオーストリアを訪問し、
逮捕された。逮捕後、弁護士に「ホロコーストはなかったという自分の以前の説は間違っていた」
と述べたと報じられている。
(著名なリビジョニストであるロベール・フォーリソンは、2000年に
「アービングは資料を注意深く読んでいないので、論敵に攻撃されては撤回することを繰り返し、
簡単に負け続けている。彼は、リビジョニストの代弁者のように言われているが、それは間違いだ」
と書いている)
ドイツなどで、ホロコーストの否定やナチス礼賛を禁じた法律に違反して逮捕される人の多くは、
うさ晴らしに「ヒットラー万歳」と叫んだ若者などであり、根拠を挙げてホロコーストの定説に
異議を唱えた人が何人も集中して逮捕起訴されることは珍しい。4人が主張してきた異議に対しては
「根拠が薄い」などとする批判が集中してきたが、その一方で「正しい主張なのではないか」と考える人もおり、
インターネット上などで激しい議論が続いてきた。
4人が逮捕された経緯や時期的な重なり方からは、ドイツとオーストリアの政府が、
ホロコーストの見直しを求める行為を「違法行為」として裁くという意志を見せる
という意図が感じられる。この政策には、アメリカ、カナダ、オランダが容疑者の移送
というかたちで協力しており、欧米内の協調であるという感じがする。
|
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板