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バサラ日記（その９）
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ただ、問題点は、この方法での集客では
カラオケ目的の客の割合が増加し、
設立理念に叶うような科学討論目的の客の割合が減る事である。
よって、ここ半年、科学講演をするのは 毎日一回か二回程度しかなく
あとはカラオケスナックとしての接客になっている。これは遺憾だ。
しかし日頃カラオケしかしない人でも、ある段階で
科学講演を聴いてみようと 次のステージに移るケースも少しずつ増えているので
カラオケ接客も無駄ではない。とりあえず、バサラに足を運んでもらう事が
大切なのだ。
バサラで生身の私の人間性に触れ、店の環境を知り、そこで発生した信頼関係を持って
初めて 科学技術・社会論が出来る と私は考えている。
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