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バサラ日記(その5)

337名無しさん:2012/05/19(土) 11:11:56
実体がなく、単なるネタであったにも関らず
大きな話題となり、テレビドラマ化、映画化までされた「電車男」
http://ec2.images-amazon.com/images/I/419QQSNKBXL._SS500_.jpg
と異なり、バサラ日記の最大の特徴は、
実体がある事、「実体がある双方向性文学」を志向している事である。

バサラ日記は、サイバー空間ではなく、現実にある本当の飲み屋を
舞台にした人間模様が生き生きと描かれており、そこで登場する
全ての人物は、実在する。登場人物を実名で書いているケ−スもあり、
三島由紀夫『宴のあと』ばりに警察に被害届の相談が行われたりする様
も生々しく残っている。「表現の自由」をギリギリまで追求した
徹底したガラス張り型私小説なのだ。

この生々しさを高める為、バサラ日記は、誰でも書き込める2ch型スレッド
で公開されており、実際、本家の2chでも反応が殺到している。もはや
社会現象に近いと言って良い。

ここまでの読者参加型のネット文学は、今までの日本の文学史になかった事であり
明らかに新たなサブカルチャーを醸成しようとしている。後世の歴史家は
バサラ日記なしに平成の世を語る事が出来ない日が来るかもしれない。




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