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狂牛病(BSE)を科学する
8
:
名無しさん
:2007/06/21(木) 07:33:20
6.メチル化等の化学修飾を受けたDNA断片や、ヒストン等の蛋白が
結合しているDNAの場合は、DNA分解酵素処理を受けないケースも
知られている以上、DNA分解酵素処理で「プリオン」の感染性が
影響を受けないからといって感染体がDNAではないと言えない。
7.英国における経済効率向上のためのレンダリング(動物遺体処理)工程
の大規模簡略化が多大なBSE症例の拡大につながったと福岡伸一氏は
著書『プリオン説は本当か』(講談社、2005)において述べているが、
その工程変換の最大のポイントは、加熱処理の時間で以前は2時間だった
工程が大幅に短縮された事にあるとされている。DNA断片が
BSEの感染体の場合、短時間の熱処理ならばDNAも蛋白も熱変性は
起こりにくいが、長時間の加熱処理では、その分だけは
2重螺旋の解離が起こりやすくなりDNAとしては機能しにくくなる
だけでなく、(形質転換において一定の役割を果たしている
であろう)ヒストンのようなDNA結合蛋白も失活しやすい点も矛盾しない。
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