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狂牛病(BSE)を科学する
14
:
名無しさん
:2007/06/21(木) 07:44:13
そして実際、アルツハイマー病やパーキンソン病の一部では、
ベータアミロイド蛋白質やα -Synucleinと呼ばれる特定のタンパク質が
脳に蓄積する事が知られており、上で考察したCJDと同様のメカニズムで
アルツハイマー病やパーキンソン病の一部が発生している可能性が
やはり否定できない。なお、この考え方の場合、現在、アルツハイマー病や
パーキンソン病とされている疾病は、実は複数の原因で同様な症状を示す
脳障害が誤って同じ病気として扱われている可能性がある(この点、
統合失調症という概念における問題点と一部は共通している)。その場合、
上であげた4つの可能性のうち前者3つは直接的には遺伝しないので、
アルツハイマー病が従来、感染しないとされていた矛盾に関しても
説明可能となる。特定の蛋白質が組織に蓄積する事が報告されている
他のコンフォメーション病や、(mRNAの蓄積が確認できる)筋強直性
ジストロフィー症等は、本論説後は、同様な視点で全て洗いなおした方がよいと考えられる。
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