確かに「共用イメージ(一般的)」という側面もあると思いますが、それだけだと at weekends との意識の違いがハッキリしないと思うんですよね。例えば COBUILD English Usage には、 The tower is often open to the public at weekends. (英国)や On weekends we would sit in St Philip's graveyard with our sketchbooks on our knees. (米国、豪州)という例が載っています。このように、現在/過去の「習慣」の話で at/on weekends と言うこともよくあると思います。特定されない複数の週末を意識した普通の言い方ですね。すると、「習慣」の話で at/on weekends と言わず at/on the weekend と言うときの意識は何か?私が聞き手なら、話し手は複数の週末を思い浮かべて「週末にはよく」というより通常の一週間の過し方を思い浮かべて「週末になるとよく」という意識で話しているのだなと受け取ります。(「木曜日」の「習慣」の話なら、 on Thursdays と言い、 on the Thursday とはまず言わないと思います。これは、後者に「共用イメージ(一般的)」がないというよりは、後者が特定の木曜日を意味して「習慣」の話に使えないという意識の方が強いのではないかと思います。)
ついでに、英国人と米国人の会話で at the weekend と on the weekend の違いが気になるかというご質問>>6についてですが、日本語の異なる方言話者同士の会話とほぼ同じと考えてよいと思います。違いを聞き慣れていれば気にならず聞き過ごす、聞き慣れていなければ聞き返すこともあるかもしれない、というところだと思います。二十歳前後の英米からの留学生と話すことも少なくないのですが、この手の違いに留学生同士互いに初めて気づいたときには違いだけで話が盛り上がることもありますが、 at と on の違い程度ならほとんど気にしないと思います。