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ノート

6千手:2009/02/11(水) 10:07:58
[次はこのミトラ=ヴァルナの双対に対して介入してくる第3の神インドラの話]
第二節で取り上げた負債をめぐる示唆を別とすれば、インドで問題となるのは呪術=宗教的な事例、
あえて言うならば供犠祭主と神々との交換を規制する「儀礼法」とでも言うべきものにほかならない。
すでに見たように、ミトラとヴァルナがこの法を保証しており、不手際もしくは不正な供犠執行者は、
古代ローマにおいて期限を守らない債務者が自動的に債権者のもとに繋がれたのと同じように、
ヴァルナによってただちに「縛められ」かねなかった。ところがブラーフマナ文献には供犠祭主が
思いもかけない仲裁を受けて、この暗い袋小路を抜け出す物語がいくつか語られており、これはやはり
ここで検討してしかるべきだろう。
(デュメジル前掲書6-4)


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