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毛蟹
:2009/06/19(金) 11:37:39
NHKの朝の番組「この人にトキメキっ!」に大津市在住の今森光彦さんという写真家が登場。
仰木地区の里山(350年の歴史を持つという棚田と雑木林がある)でずぅぅーと昆虫の写真を撮り続けているとのこと。
こんなことを語っていました。
「農家の人と親しくなって営みのディテールを知るほどに里山の生き物が人間の歩調にピッタリ合わせて生きているのが分かってくるんです。例えば畦道の草刈の途中で「あー腰が痛い。今日はここらでやめとくか」と。すると草を刈ったところだけ彼岸花が咲くんです。草刈の前に伸びると刈り取られてしまう。草刈が終わるのを待ってるんです。これは草刈で地熱が上昇するからなんですが、僕には彼岸花の球根が知ってるんじゃないかと思えるのです。」
「在来種のすごいところは共生できるところなんです。この狭い幅の畦道にもざっと3層の植生があります。でも外来種は共生できないんです。」
「だいたい一つの昆虫を撮るのに2年はかかります。つまり2シーズンですね。見切ったと思えるにはそれくらい時間がかかる。見切ったと思えるまで撮らないんです。」
「僕にも苦手な昆虫がいるんです。女郎蜘蛛は捕まえると足を切って逃げるんです。それが嫌なんです。それとゴキブリ。まず1mくらいまでしか近づけないですね。たぶん家の中にいるということが許せないんですね。」
「僕が里山と呼んでいるのは[自然と人間の共有空間]なんです。でもずっとそれには名前が付けられていないんです。」
あー録画しておけばよかった。今森さんの発する言葉は[自然と人間の共有空間]のディテールと触れ合っていて肌理細かく新鮮でした。生物学者っていいなぁ。今森さんは学者じゃないんですけどね。
写真は本当に素晴らしいと思いました。被写体が内側から発散する輝き、生気を捉えていると思いました。見ている視線の中で腐敗してゆく生物の精密画(あの有名な老画家の名前忘れちゃった)もすごいけど。
今森さん風日に来てもらいたいですね。
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