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詩・歌・管・弦 part 2

187千手:2009/01/13(火) 02:12:13
再びこの歌:

 もう死にたい まだ死なない 山茱萸の緑の青葉朝の日に揺れているなり

これは古今集・貫之の「生きとし生けるもの」の歌の系譜につながるというよりも、
むしろ道元・正法眼蔵の「無情説法、無情得聞」につながるものではないだろか?
 「もう死にたい」という問も、それに対する「まだ死なない」という聞、これが朝の光の中の山茱萸の揺れのの問・答、説法・得聞なのだ。
無情の説法を無情が聞く。そういう関係に思える。このとき「生きとし生けるものの歌を聞く」という有情のレベルはもう超えられている。


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