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バベル

1如意:2007/05/10(木) 00:45:58
映画『バベル』ですが、古代史とも関係が深いのでこちらに・・・無理矢理(笑)
ネタばれありますので、これからご覧になる方は読まれませんように!

http://babel.gyao.jp/
バベル・・・その意味するものは“混乱”
モロッコ、メキシコ、東京でそれぞれ起こる事件や事象は言葉の壁により混乱を生じさせる。

ある人が単なる出来心でしたことがのちにとんでもない結果を生じるとは
一体誰が予想しえたのであろう?
そこにはもどかしいほどのコミニュケーションの難しさが存在し、改めて神が
言葉を分けてしまわれた厳罰を意識せずにはいられない。

原作、脚本、監督ともメキシコ人であることが頷ける作品に仕上がっています。
自虐的ともとれるメキシコの描写、国境での逃れられないかの転落への誘導。
言葉の乱れにより人はいとも簡単に人生を奈落の底へと導かれてしまうのですね。

モロッコ・・・
羊飼いの兄弟の貧しさゆえの無謀、厳格な父は悲劇の幕開けとも知らずに
文明の利器を調達する。それは一人の遠い異国人から譲られたものだった。
そして悲劇は起きる。それは他者のみならず一家族をも不幸に陥れる罠だった。

東京・・・
言葉は健常者にはなんら意識されることはなく、街には雑音や騒音がざわめく。
だが一人の聾唖の少女にとっては孤独感や思春期の性への憧憬をどう表現すればよいのか。
彼女の行動は常軌を逸するがそれもただ相手に伝えたいがための手段でしかなかった。

作品としてはレベルの高いものだと思いましたが、やはり途上国側の偏見は否めない。
身勝手、拝金主義、非常時には政府の援助を得られるアメリカ人。
だがモロッコの山間に住む人達は・・・

ペントハウスにコンシェルジェ、狩猟趣味の日本人はかなり無理がある。(笑)
メキシコから見た日本とはこんな感じに捉えられているのかと考えさせられます。


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