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エスペラントの思想と国家権力

776KamelioJapana:2008/06/22(日) 17:16:47
「Eと・・・平和理念」のスレよりもこちらの方に書くべきでした。

「世界の人民は二種類の権力の争いを利用し、そのお零れに預かる手段を冷戦終結と共に失った。」

その結果、米国流資本主義の世界化の流れが加速することになります。
すなわち、A.スミスを祖とする自由主義的、換言すれば「神の見えざる手」が予定調和的に支配する
市場原理至上主義の再来です。

日本においても資本の流動性を高めるための諸策が、「自己責任」、「額に汗水垂らして働く者が損を
しない社会」等の標語の下に推し進められて来ました。
このスレの最初にあるWhite Collar Exemptionの様な悪法は成立しませんでしたが、実際には
「名ばかりの管理者」と呼ばれる人たちの時間外過重労働は過労死や自殺者が顕在して初めて
問題になりました。

そして、資本の重要な一部を占めるこの労働力商品の更なる流動化策は派遣労働者の大量出現
という形で現れました。

高度経済成長期に公務員や特に大手民間労働者に対する「会社主義」や「法人資本主義」の
イデオロギー攻撃と高成長高賃金の保障を餌に見事に彼らの大部分を体制内に組み込むこと
に成功した日本資本主義の次なる目標は、「自立した市民および生産者」という古い標語の
資本主義を復活させることでした。
その「カッコいいフレーズ」が現代社会の中で意味することは、会社や国家等の助けを当てに
しない「自力(自己の労働脳力のみ)で生計を維持する個人」が人間存在としての前提である
ということです。

日本の資本主義体制の中で特別多くの利益を得ている人たちが、高度成長が終わった不況段階の克服策
として考えたことは、当時フリーターとスマートに呼ばれたり時にはニートと蔑んで呼ばれたりしていた
一部若年労働者の労働形態を資本にとって低賃金労働力のおおいなる安定供給源にしようとする事でした。
結果は派遣労働者法の改悪で生まれた悲惨な労働実態の今日的様相ですね。

勿論、これを後押ししたの原因の一部は、「社会主義世界体制」の崩壊に他なりません。


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