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エスペラントの思想と国家権力
711
:
KamelioJapana
:2008/04/25(金) 23:25:41
それから、ladioさんの見解でも私の言っていることは理解されていないようでしたね。
「共産主義」についての説明に私の舌足らずのところがあったのでしょう。
失礼いたしました。
問題を整理しましょう。
私が何故社会民主主義を支持しながら「共産主義」という用語に拘るか説明いたしましょう。
マスクスを詳しく読んだ方なら分かることなのですが、例えば「ドイツ・イデオロギー」、
「資本論」「ゴータ綱領批判」「フランスの内乱」等々。
「共産主義」という言葉の意味には2つの側面があります。
1.共産主義社会を目指すための運動論・組織論等のイデオロギー的側面。
もう一つは、
2.共産主義社会そのもの。
私はこれまで述べてきたのは2番目の側面です。
一番目のイデオロギー的側面では、20世紀初頭の世界戦争勃発の危機に対して、最後まで
帝国主義戦争に反対し、図らずしてそれが起こった時にはその戦争やそれによる内乱を
革命に転化せよとの第二インター(第二次国際労働者同盟)の決議に反して、それにに加盟
する各国の社会主義政党の大多数の代議員が第一次世界大戦の勃発を目の前にして総資本や
国家官僚による民族主義や国家主義イデオロギーに屈服し、自国の戦争遂行のために議会で
賛成票を投じて第二インターの実質的崩壊を招いたのですが、その後、レーニンやトロツキー等
の指導の下にソビエト革命の「成功」があり、彼らの指導の下に、新たに第三インター
(コミンテルン)が社会主義運動を分裂させる形で結成されたのでした。
コミンテルンの名が示しているように、彼らは自らを第二インターと区別する意味で共産主義者
と名乗り、党名も一律共産党に統一したのでした。しかし、各国の共産党の役割はスターリン
統治の時代には完全にソビエト国家の擁護機関に変質してしまいました。
そしてソ連崩壊後もマスクス・レーニン主義理論をその理論的支柱とする政党は共産党と言う
党名を引き続き用いています。
私の見解では、民主主義的ルールに馴染んでしまった第二インターの主流派は権力者に絡め
取られて排外主義イデオロギーに染まってしまった民衆の意見を敢えて無視できなかったの
でしょう。まさに時代の制約が大きく働いたのでしょうね。
また、民主主義のルールにはお構いなく千載一遇のチャンスを利用して革命を成功させたかに
見えたロシアの社会主義者たちも後々その社会建設の実験において世界史に残る未曾有の人的
犠牲を国内外に齎し理想社会を建設する試みは完全に失敗しました。
これが俗に世間でいうところの共産主義です。
私のいう「共産主義」はこの路線とは何度も言いますが、今では全く無縁といってもいいです。
では何故「社会民主主義」と同時に「共産主義」という用語に拘るかと言うと、それは極めて、
社会科学的な観点からなのです。
すなわち、この用語の示す2番目の側面です。
(続く)
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