あとエスペラント界の人は「人工語」という用語を使い、「人工言語」と言う用語を使うことがほぼないのですが、
それは、「言語学」でなく、ドイツ語や英語と同じような「語学」として楽しんでいるということの証明だと考えました。
だからこそ、「改良」や「進化」といったアプローチを取らないようです。
語学はひたすら今ある言語を学ぶものであって、英語の三人称単数現在の-sがあまりに無意味だからといって、
それを「よし、不合理だから廃止しよう」と考えたり、I saw a cat on the tableは「私は机の上で猫を見た」のか
「私は机の上の猫を見た」のかイミフだから、「よし、区別できるように形容前置詞を作ろう」と言う発想が出ることはないわけで、
とりあえず、いろいろ思うことはあっても、現状の不合理な言語をそのまま受験生の如く丸呑みすると言うことになります。