[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
1001-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
エスペラントの思想と国家権力
49
:
Kia-kablo-mi-estu?
:2007/01/31(水) 23:00:53 ID:SGK5j9bs
>ところが現在に至るまで国家がそういう役割を担うどころか、そういう流れに
ブレーキをかけることがしばしばでした。何故でしょうか。
生まれてから死ぬまでの人間の思考は、脳がその活動を止める時まで認識の領域を
拡大します。
それは、外延的には時空の認識範囲の拡大でありますが、その拡大した認識が常に
客観的に正しいものかどうかは、別問題です。制約が幾つか存在するからです。
それを制約するものとして、まず第一に、当然のことながらその人が五感を通して
えられる情報の正確さですが、それはその人が生涯に渡って生活をする共同体の
文明の成熟度に依拠しています。所謂、歴史的制約です。人類の殆どの文明は時間の
経過と共に自然や社会についての知識とその妥当性および心理の領域を増大させて
きました。それでも人類がまだ知りえないことは、無限にあるといっても過言では
無いでしょう。例えば、自然科学だけを取ってみても新たな発見が更なる謎を生み出す
事がよくあります。
さらに重要な制約があります。
私が、主として論じたいのは、この制約のことです。
それは、皮肉なことに文明社会と言うものを築き上げることが出来た人間のみに
顕著であり、また最も重要な属性とも言える言語の問題です。
人間を集団として複雑な共同作業に導いたもの、言わずと知れた言語が有った
からこそ文明社会を可能にしたことは言うまでもありません。
ところがこの文明は最初から地球規模であることは望むべくも無く、ホモサピエンスが
アフリカを出て(その一部は再びアフリカに戻りましたが)地球上の様々な地域で
生活様式を確立していくのですが(その過程で固有の言語とも言うべきものが出現してくる。)、
彼らがほぼ最初の段階で見つけたお気に入りの場所が生活を営む上で好条件で長期の滞在を
可能ならしめた地域(定住地)で文明が起こったのでした。従って気候等、生産活動に
ついて様々な好条件を持つような文明を発展させ維持できるだけのキャパシティーを持つ
文明社会間の距離(特に大文明と呼ばれるもの)はそう近いものでは在りませんでした。
(続く)
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板