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エスペラントの思想と国家権力

434Bonsano:2007/07/23(月) 11:37:02 ID:Cj/pp4Eo
憲法9条に関しても、憲法前文と9条の2項を削除しようとする勢力は、「他国が攻めて来たら
どうする」と言う問いから常に出発いたします。
それに至るまでの外交努力とか国家外交の基本政策はどうあるかについては、故意かどうかは
別として論議しようとしません。
実際に軍事力を発動しなければならない事態は外交政策の失敗を意味します。
ノーベル賞受賞者のゼルテンさんでE界でも御馴染のゲーム理論をご存知の方は多いと思いますが、
軍事力を前提とする究極の安全保障は「全ての国が圧倒的に他の国に対して優位に立つ」ことです。
これは誰でも解る論理矛盾ですね。
可能なのは現在の様に米国による軍事力の絶対的優位と言う一極支配体制の世界です。
それとて自国の安全のためと称して絶えず他国で戦争を行い多くの民衆が犠牲になっております。
その上、米国一般国民にとってさえ、必ずしも安全だとはいえないのです。

日本の支配勢力は戦後一貫して米国のソ連圏封じ込め政策の尻馬に乗り平和憲法を国家政策の
基礎に据えた外交努力は皆無と言っていいくらい行なってきませんでした。それどころか
9条理念を形骸化、空洞化しさえしてきました。そして大きなイデオロギー対立の終焉時という
千載一遇の好機にも平和憲法理念と正反対の「長いものには巻かれろ」政策を採ったのでした。

それが、今の世界や我が国の周辺事態が憲法と合わないなどと言う、憲法の平和理念を
土台とする外交努力を行なってこなかった自らの過去を棚に上げて開き直るとは、何をか
いわんやです。


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