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エスペラントの思想と国家権力

132Bonsano:2007/04/13(金) 11:03:09 ID:Gdm97ay2
マルクス・エンゲルス後の第二インターナショナルはベルンシュタインに代表される
修正主義路線に舵を取り始めました。所謂、新しい社会民主主義路線です。
イギリスやスウェーデンなどのマルクス主義の影響が比較的小さかった国々では
社会民主主義の定着が割りと早かったですね。
それに反して民主主義の未定着の後進国で帝国主義戦争の隙間をついて革命を
成功させたのはレーニン指導下のロシアでした。
この成功が後に歴史的に不幸な結果を齎した事は誰もが認めることです。
社会民主主義路線が長い目で見てマルクス・レーニン主義とは比較にならないほど
人類に多大な成果をもたらしたことは、いうまでもありませんし、現在のEUにおいても
保守と共に政治勢力を二分しております。

次にマルクス主義の根本的欠陥部分に触れましょう。
マルクスは資本論に著した資本主義の分析から生産手段の社会化の一つとして国有化を
唱えたわけですが、これはマルクスの専売特許ではありません。それまでの多くの共産主義者
はもとより社会主義のあらゆる流派でもそれは共通の認識でした。
資本主義が歴史の発展として必然として生産手段の共有へと向かう過程は資本主義の
分析からは出てきません。どういうことかと言いますと最初物々交換から始まった商品経済は
共同体が形成された時から徐々に社会内部に浸透していったものでした。それが国家経済の
土台として全面的に社会を凌駕するようになったのが資本主義経済ですね。


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