したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

エスペラント改造論

257松戸彩苑:2008/04/20(日) 20:29:06
  tri anguloj
  trianguloj

上のほうは「3つの角」で、下のほうは「(複数の)三角形」ですね。
これらは字で書いてある場合は、混同される可能性は無いんですが、しかし口頭で発音し
ますと、どちらも tri an gu loj ということになって区別がつかないんですよね。

こういうのを見ますと、やはり「エスペラントというのは民族語とは違って、書き言葉として発
展してきたんだなぁ」ということを痛感せずにはいられません。

エスペラントを数学の分野で利用するという方が少数ながらいらっしゃいますが、こういった
問題に気づいた人が、これまでまったくいなかったんでしょうかね?
なんだか不思議な感じがします。

このままでは、エスペラントで数学を教える学校ができた場合に、授業が混乱することは目
に見えていますので、私は「3つの角」のほうを trio da anguloj と言えば良いんじゃないか
と思ってるんですね。

(あるいは「3つの角」 tri anguloj はそのままにして、「三角形」のほうを tri-angul-aĵo ある
いは tri-angul-umo のように表現するという方法もありますが)

これでこの問題はなんとか解決しそうなんですが、しかし、この問題というのは要するに

  「数詞」が先頭にくるような合成語は、場合によっては紛らわしいことがある。

ってことなんですね。
---

また、この他にもこんな例があります。

  kun laborantoj
  kunlaborantoj

上は「労働者たちと一緒に」という意味で、下は「協力者たち」という意味ですね。
これも、ゆっくり丁寧に発音すれば区別できますが、早口ですと区別がつかなくなりそうです。

つまり

  「前置詞」が先頭にくるような合成語は、場合によっては紛らわしいことがある。

ということもあるわけですね。

現在のエスペラントには前置詞が先頭にくる合成語がたくさんありますが、私は以上のよう
な理由から、前置詞が先頭にくるような合成語をできるだけ作らないように心がけています。

(終わり)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板