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エスペラント改造論
250
:
松戸彩苑
:2008/03/09(日) 14:02:37
エスペラント界の常識には、よく考えてみると、おかしいものがたくさんあります。
たとえば、最近では「民族語の標準語には、あるていど人為的に作られた部分がある」と
言われるようになりました。
これは事実であって、言語学の本などを見ても、そういったことが書いてあったりします。
一方、エスペラント界では昔から「エスペラントというのは、使っているうちに自然に発展し
ていく」と言われてるんですね。
で、この2つの説を組み合わせると、おかしなことになります。
つまり
自然語(の標準語)には人為的に作られた部分があるのに、人工語(であるエスペラン
ト)は自然に発展する。
もっと単純化しますと
自然語には人工的な部分があるのに、人工語は自然に発展する。
ということになってしまって、何ともヘンなわけです。
で、どちらかがおかしいという事になるわけですが、これはもちろん「エスペラントは自然に
発展する」というほうが間違ってるんですね。
エスペラントの歴史をみてみれば、エスペラントというのは(ザメンホフをはじめとする)欧米
の主要言語とエスペラントに堪能な人たちによって「人為的に」作られてきたものなんです
ね。
そもそもエスペラントというのは、合成語をつくるにしても、新語根を導入するにしても(民族
語とは違って)「論理性」とか「国際性」といったものを考慮しないといけないわけですから、
民族語の標準語以上に人為的に作っていかないと、とても「論理性」や「国際性」を維持し
ながら発展させることは出来ないわけです。
こういう事にまったく気づかないまま、エスペランティストたちは今でも「エスペラントは使って
いるうちに自然に発展していくんです」などと宣伝しているわけですが、言語学者がこれを見
聞きすれば「やっぱりシロウトだな」「これじゃあダメだ」と思うでしょうし、また一般の人たち
にしても「人工語は自然に発展する」という理屈に何となく胡散くささを感じるのではないでし
ょうか。
(終わり)
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