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エスペラント改造論
137
:
松戸彩苑
:2007/05/05(土) 17:16:23
『エスペラント日本語辞典』の incendio の項を見ると「火災,火事」と書いてあります。
それは良いんですが、この項にある incendii という副見出し語には「放火する」という訳が
与えられているんですね。
考えてみれば「火事」と「放火」というのも厳密に区別しなければならないわけです。
というのも、すべての「火事」が「放火」によるもの、というわけではないからです。
日本語でも区別してますし、英語でも fire と arson とを区別しています。
ということで「incendio = 火事」「incendii = 放火する」というのは紛らわしすぎると思うん
ですが、しかしこれはNPIVや旧版のPIVにも載ってるものなんですね。
また『日本語エスペラント辞典』を調べてみても
かじ 【火事】 brul(eg)o; fajr(eg)o; incendio. (後略)
ほうか 【放火】 bruligo; fajrigo; incendiado. 〜する bruligi; meti fajron; incendii.
(後略)
となっています。
いちおう区別はしてあるんですが、しかし、やっぱり判りにくいですね。
だいたい「放火」の項にある bruligo、fajrigo、bruligi、meti fajron という表現は、犯罪性の
ない、ふつうの「燃やすこと」や「火をつけること」を表わすものだと思います。
そこで Peter Benson(編)『Comprehensive English-Esperanto Dictionary』の arson の項
を見てみますと krimbruligo という表現が載っていました。
また Erich-Dieter Krause(編)『Wörterbuch Deutsch-Esperanto』で Brandstiftung(放火)
を調べますと brulofaro、krimbruligo と書いてあります。
そして Jacques Le Puil & Jean-Pierre Danvy(編)『Grand Dictionnnaire Français-
Espéranto』の incendier(放火する)の項には incendii、brulatenci とありました。
こういった表現を参考にして、「火事」と「放火」とを明確に区別できるようになれば良いなと
思いますね。
(終わり)
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