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あいさつ、雑談、スレを立てるほどでもない話題

244松戸彩苑:2007/10/04(木) 23:30:39
「エスペラントの理念」ですが、本来ならば1905年のブローニュ宣言というものによって
「エスペラントは、いかなる思想とも関係はない」ってことになってるんですね。

もっとも、この宣言によって、エスペラントをやる人々が「民族どうしの融和」といったエス
ペラント運動の根幹的な目標まで忘れ去ってしまう事がないように、1906年以降からは
「内在思想」という名前でこの点を強調しているのですが、しかし、それ以外の思想はやっ
ぱりエスペラントとは関係がないんですね。

ザメンホフは、多民族状態でも仲良く暮らせるようにするための方策である「ホマラニスモ」
というのも発表してるんですが、これにしても「あくまでも個人的な意見である」とわざわざ
断わってるんですね。

しかしザメンホフが亡くなってからは、左翼の人たちが、ザメンホフの遺志を継いでるよう
なことを言いながら、自分の願望をザメンホフの名のもとに語ってきたということがあった
んですね。

で、こういった運動のせいで、世間の年配者のあいだでは「エスペラント運動というのは要
するに左翼運動なんだ」という認識が、完全に定着してるんですよね。
私の言う「エスペラントの理念」というのも、これのことを指しています。

ベダウリンデさんはお若いからなのか、そういった事もご存じないんですね。

とは言っても、これは決してベダウリンデさんが知らなかったことを批判しているわけでは
なく、逆に「そういうマイナスのイメージを持っていない若い人たちが増えてきたのかな」と
いう感じがしたので、けっこう喜んでるわけなんですね。

もちろん私も、エスペラントを左翼活動のために使っても構わないとは思います。
しかし「エスペラント運動=左翼運動」みたいに考えられるのは困ったことだなと思うんで
すね。


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