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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!2

95ファンタ ◆jz1amSfyfg:2010/08/30(月) 15:06:24 ID:ADk4VZI2
「捨てるのもなんだかもったいなくて、取っておいたんですけど正解でしたね」

なんて笑顔で言う先輩を見ると、問い詰める気が無くなってしまう。

「ところで、割と着替えるの早かったですね」

無理矢理結んでヨレヨレになった、俺の着ているセーラー服の胸元のリボンを綺麗に結び直しながら、先輩は尋ねた。

「まあ……このシャツとスカートの上下だけだったんで」
「だけど、なんか足りない気がしますね」

先輩は腕を組み、視線を上下にさまよわせる。

「俺も足りない気がします……」

特に下半身の辺りが。
もっと厳密に言うと、スカートの丈が。

「短いですよ、コレ……」

客観的に見れば、丈は決して短すぎではなく、ごく一般的な長さだろう。
しかし、自分の一挙一動に浮かび、翻るスカートを見るとこの長さでは心許なくなってくる。
特に俺の場合は、女物の下着を着ける決心がつかず男物のままなので、ものすごく不安だ。

「せめて膝下十数センチあれば……」
「それは長すぎです」

先輩から冷静なツッコミが入った。
しかし、先輩のこの反応から察するに俺と先輩の考えている『足りない何か』に対する視点は違っているようだ。
聞いてみるか。

「じゃあ、先輩は今の俺に何が足りないと思います?」

俺の言葉に、先輩は一瞬だけ首を俯かせ、視線を『とある場所』……俺の胸部へと向け、ハッとしたように視線を俺の顔に戻し、ニッコリと笑う。
俺には、その笑顔が、失態を取り繕うような、そんな感じの笑顔に見えた。
ってか、そんなに胸が残念に見えるのか。確かに、どんなに贔屓目で見ても大きいとは言えないサイズではあるけど。

「ス、スカートの長さどうしましょうか?」

あっ、あからさまに話を変えにきた。
でも、スカートの長さは俺にとって大事な話なので、指摘はしない。

「スカートの長さって、今から変えられるんですか?」

先輩はチラッと時計を見て、首を横に振った。

「さすがに時間が足りませんね……二人に指定した時間まで後五分くらいまでしかありませんし」

先輩は顎に手を当て、少しの間眉を歪め、何か思いついたらしく明るい声で「そうだ!」と言った。


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