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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!2

93ファンタ ◆jz1amSfyfg:2010/08/30(月) 15:04:30 ID:ADk4VZI2
「あの、先輩? いったい何をする気なんですか?」
「いえ、せっかく用意した物を無駄にしちゃうのもなんなので、少々無理矢理にでも着てもらおうと。他に着る物が無ければ、私が用意してくれた服を着てくれますよね?」

ま、間違いない。先輩は俺の服を奪い取る気だ。
その証拠に、表情としては笑っているけど目が笑っていない、本気の目だ。
ここに居たら間違いなく危ない、逃げないと。
先輩に背を向けて走り出そうとした瞬間、両足が重りでも付いているかのように動かなくなった。

「わっ!?」

咄嗟に両手を床について顔面強打は免れたものの、四つん這いしているような今の体勢では、先輩からは逃げられない。

「はい、捕まえました」

ほら、もう捕まった。とはいえ、肩に手を乗せられているだけなんだけどね。
でも、まだ足が満足に動かせそうにないから、不審な動きを見せたら、どうなるかわかったもんじゃない。
しかし、何故急に足が動かなくなったんだろう。
不思議に思い、自分の足の方を向くと、体格からして小学生くらいと思われる子供が三人、俺の足にしがみついていた。
俺はその子達に見覚えがあった。
みちる先輩の弟達……正確には弟二人と妹一人だ。
以前、先輩の家に泊まらせていただいた時に知り合い、それ以来、妙に懐かれている。

「お前ら、いったい何を……」

俺は、文句の一つでも言ってやろうかと口を開くと、三人から一斉に睨まれた。
……なんで、俺が睨まれてるんだ?

「お、お姉ちゃんをいじめちゃダメっ!」

先輩の妹の、あかねちゃんが俺に向かって言い放った。

「ちょ、待った! いじめてないって!」

どうやら、さっきのやり取りは傍から見ていて、いじめに見えていたようだ。
さすがに、いじめてると思われるのは心外なので、反論する。

「いじめてたじゃんかー!」
「姉ちゃんが一生懸命考えたのに文句言ってたしー!」

即座に先輩の弟達……優一と優二に反論された。
しかし、対弟達用にこれ以上反論できない台詞は考えてある。

「いや、でもさ、お前らだって先輩に『女装しろ』的な事言われたら断るだろ?」

どうだ。これなら、女装趣味の奴以外はだれだって『断る』としか言えないだろう。
もし、仮に先輩の顔をたてて『断らない』と言ったら、女装趣味と誤解されるリスクがある。


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