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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!2

85ファンタ ◆jz1amSfyfg:2010/07/20(火) 11:46:38 ID:r4k7nYMw
【目指せ、甲子園−13】





「「「偵察?」」」

部室に集まった十人の内、九人が異口同音に疑問の言葉を口にした。

「そう、偵察して敵の戦力を確認するんだ」

この場で、疑問の言葉をただ一人発しない人……坂本先輩がそう言った。
そもそも、何で偵察とかいう話をしているのか。それは、今日の放課後、ほんの二〜三時間程前に起こった、とある出来事のせいである。
簡潔に話すと『監督の嘘を暴きに行ったら、練習試合を組まされた』って感じだ。どうしてこうなったんだっけ……。
ま、いいか。
それから、部活が終わり試合の事を皆に話した。
すると、坂本先輩が「偵察しよう」と言い、現在に至る。

「偵察メンバーは厳選する。誰が偵察に行くかという事だが……」

坂本先輩の言葉に心の中で頷く。
確かにメンバーは選んだ方がいい。全員で行くと確実にバレそうだ。
それに、花坂は夏に対戦したばかりだ。俺達一年生の顔は覚えてないだろうが、四安打五打点を叩きだした坂本先輩の顔はキッチリと覚えているだろうから、坂本先輩は行けないだろう。

「まずは、ピッチャーの山吹。偵察でも情報は入るが、レギュラー陣の打撃は直に見ておいた方がいいだろう」
「了解っす!」

陽助が頷くのを見て、坂本先輩はこっちに視線を向ける。

「青山、お前もだ。お前はキャッチャーの視線から、レギュラー陣のバッティングを探ってくれ」
「は、はい!」

まさか自分が指名されるとは思ってなかったので、慌てながら返事をする。

「さて、次は逆に行かない人間を発表する」
「「え?」」

俺と陽助の声がシンクロした。
まさか二人だけで行けと?
しかし、先輩は俺達の声など聞こえていないかのように無視し、口を開く。

「まずは私だ。夏の大会で暴れすぎたから、向こうに私の顔を覚えている奴がいるかもしれん」

その言葉には皆が頷いた。
先輩は続ける。

「それと、麻生、明石、安川、成田の四人も行くな。現状では偵察に時間を裂くよりも、練習に時間を裂いた方がいい」
「「「「…………」」」」
「返事は?」
「「「「……はい」」」」

四人は不服そうに返事をした。
「あと、市村もだ。こいつらの練習を手伝うには、私だけでは間に合わない」
「わかりました」

市村さんは、四人とは違い素直に返事をした。


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