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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!2
77
:
ファンタ
◆jz1amSfyfg
:2010/07/16(金) 15:30:40 ID:6.IVxbCU
【目指せ、甲子園−12】
「我が野球部は、秋の予選の出場を辞退する事にした」
監督の急な宣言に、誰も、一言も、言葉を発せない。
そんな状況でも監督はお構いなしに話を続ける。
「つい一時間程前、ウチの生徒が暴行事件を起こした」
俺を含めた部員全員に動揺が走った。
「その報告を受け、我が校は全ての部で近々開催される大会の出場を自粛する事が決定し」
「待ってください!」
坂本先輩が監督の言葉に待ったをかけた。
「なんだ?」
「事件を起こしたのは野球部の部員ではありませんよね?」
「そうだ」
監督がゆっくりと頷き、それを見た坂本先輩も逸る気持ちを抑えるようにゆっくりとした口調で質問を続ける。
「ならば、他の部の部員ですか?」
「いいや、違う。事件を起こした奴はどの部にも在籍していない」
「では、何故出場の自粛を……」
「世間体ってやつだよ」
監督の放った一言は、坂本先輩を黙らせた。
「いいか、世間様ってのは思っているより頭が固えんだ。大体の奴らは学校の生徒達を単独ではなく、集団として捉える」
「と、いうと?」
「つまり、問題を起こした生徒とお前らは同じ学校の生徒ってだけなんだが、頭の固い奴らからすれば、今回問題を起こした奴もお前らも同じ問題児と見なされる。同じ学校の生徒と言うだけで、だ」
なるほど。つまり『箱の中の蜜柑が一個腐っていた。だからこの箱の蜜柑は全部腐っている』みたいな解釈をされる、という事か。
「そんな馬鹿な……!」
坂本先輩は、苦々しい表情で呻くような声での呟いた。
「という訳だ。この状況ではさすがに出場は避けたいのでな。ついさっき、出場を辞退する旨を伝えた」
監督は淡々と告げた。
「もちろん野球部だけではなく、近日中に行われる大会に出場予定だった部は出場中止となった。以上だ、今日は解散!」
解散が告げられたが、すぐに動き出す者は誰ひとりとしていなかった。
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