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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!2

65ファンタ ◆jz1amSfyfg:2010/05/31(月) 19:11:26 ID:/9.UHC3I
今、俺は居間で座っている。
そして、俺の前にはみちる先輩が向かい合う形で座っている。
この状況は、前に先輩の家に来た時と酷似している。
もっとも両者の精神状態は前回ほど、よろしくはない。

「えーと、先輩。落ち着きました?」

俺は申し訳なさげに、先輩に問いかける。

「まあ、なんとか……見苦しいところをお見せしてすいませんでした」

先輩の言う『見苦しいところ』とは、さっき俺の姿を見た時の反応の事だ。
先輩は、驚愕の……と言うよりありえないものを見たような表情のままフリーズしていた。
それからフリーズが解けて居間に行くまで、十五分はかかった。しかも、居間についてから今のように落ち着くまで、さらに十分ほどかかった。
それほどまでに、俺の格好は衝撃的だったのだろうか。
昨日まで男子の格好してた奴が、鹿のマスク片手に長髪のメイドへと変わっていたら、確かに衝撃的だろうけど。

「見苦しいなんて、全然そんな事なかったですよ!」

ちなみにこの台詞は社交辞令ではなく、本当に思った事である。

「ありがとうございます。ところでその格好はいったい……?」

とうとう聞いてきた。
言いにくいなあ。この格好をした事を説明すると、ここに来た理由も説明しなきゃいけなくなる。実に言いにくい。
でも、ここに来た理由を上手くごまかして説明したとしても、いずれ聞かれるだろうし、ちゃんと言っておいた方がいいか。
俺は意を決して、話しだした。
母親のせいでこの服を着るはめになった事。我が家からの脱出、潜入、再脱出の経緯。そして、ここに来た理由。
それら一切を包み隠さず、ありのままを喋った。

「と、いう訳です」
「なるほど。よく判りました」

先輩は半ば呆れたような顔で頷いた。
なんで呆れられているのか、よくわかんない。

「それで……よろしければ男性用の服を貸して欲しいんですけど」

この家に来たもう一つの理由がコレだ。
一年前まで男だった先輩なら、まだ男物の服を持っているかもしれない。
前に来た時は、弟がいると言っていたのでお下がりで着せるために残している可能性はある。
そこらへんの可能性にかけて言ってみたが……さあ、どうなる?

「まだ前のが残ってますから構いませんけど……」

俺の読みは当たっていたが、何やら乗り気ではないようだ。
何故だろう?


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