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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!2
63
:
ファンタ
◆jz1amSfyfg
:2010/05/31(月) 19:09:57 ID:/9.UHC3I
そんな訳で、鹿の頭のマスクを被って、窓から飛び降り、庭に着地する。
普段から野球部で鍛えてたおかげか、足に痺れが走っただけで済んだ。
痺れを感じる足をすぐさま動かし、庭から外へと逃げ出した。
その三十分後、俺はとある階段の中腹で休憩を取っていた。
「前にも思ったけど、ここは疲れる……」
脱出に成功した俺はまず、この先どこに行くか、を考えた。
学校関係者に遭遇する危険性に関しては、鹿のマスクを被っているので見られてもバレる事は無いだろうから、そこは悩む必要はない。
となると残る当面の問題は行き先だった。
近くの公園の女子トイレに隠れて考えた結果、今の俺が行っても大丈夫そうな所が一カ所だけ思い浮かんだ。というか、今の俺の状況ではそこ以外での良さそうな場所は思いつかなかった。
ただし、問題が一つ。
その場所は俺が勝手に思いついただけで、アポイントメントを取っていない。つまり、向こうは俺は来る事を知らない。
……いきなり訪ねて迷惑にならないだろうか。
とはいえ、躊躇してたらこのままトイレに篭りっぱなしだ。
厚かましいとは思うが、行くしかないか。
そう決意しトイレから出て、今に至る。
「さすがにマスク被ったままはキツい……」
休憩を終え、立ち上がると同時に鹿のマスクを外す。
今まで着けっぱなしだったから外すのを忘れていた。
やけに普段より息苦しいと思ったら……そりゃ、こんな物被っていたら普段より早く息苦しくなるに決まってる。迂闊だった。
マスクを外した途端、夕方の涼しい風が火照った顔を冷ましてくれた。
「あ、気持ちいい……」
思いがけず小さな幸せを味わい、再び階段へと立ち向かう気力が湧いてきた。
「よし、サクッと上っちまおう!」
そうして二十分後、階段を上りきり、目的地の『みちる先輩の家』に着いた。
まあ、俺の正体や事情を知っている、という条件がある以上行き場所はみちる先輩の家しかない訳であって。
とりあえず、インターホンのスイッチを押して、待つこと数秒。
扉の向こうから「はーい」という声と、微かに聞き取れる程度の足音が聞こえる。
う……妙に緊張する。
「お待たせしまし……」
みちる先輩が、扉を開いて俺を見た途端フリーズした。
今の俺の格好を考えれば無理もないだろうけど。
「あ、お、俺です。青山翔太です」
「あ、青山……君?」
先輩は心底驚いたような表情のままだった。
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