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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!2

61ファンタ ◆jz1amSfyfg:2010/05/31(月) 19:07:01 ID:/9.UHC3I
さっきから一分程度しか経っていないので、父さんはまだ台所もしくは居間にいる可能性が大である。それに、一階に俺の部屋は無い。
というわけで、二階に向かう事になったが、兄貴という不安な要素が一つある。
二階には、俺の部屋だけではなく兄貴の部屋もある。
何かの拍子に、兄貴が部屋から出てきて鉢合わせして見られる可能性が十分にある。
リスクを軽減するために、まずは玄関の方に戻り、自分の靴を持っていく。
これなら、出会い頭でも靴をぶつけて視界を防ぐ事ができる。
……その後、仕返しされそうだけど、その事については深く考えないようにしよう。
いざという時に即座に投擲できるように、片手に一つずつ靴を持ちながら、部屋に進む。
特に何事もなく階段を上りきる。
手前の方と奥の方。二つの部屋がある。
俺の部屋は残り三メートルしかない手前の方なので、ここまで来ればもう着いたも当然。
一応、念の為に足音をたてずに部屋の中に入る。
ドアを後ろ手で閉め、安堵のため息を吐き、ドアに体重を預ける。

「やっ……たぁっ!」

無事に部屋まで着いた達成感のせいかテンションが上がって、靴を持ったままの両手を上にあげる。
父さんが来た時は危なかったけど、アレ以外は特に何も無かったし、これじゃあ兄貴の事を警戒する必要は無かったな。
さてと、さっさと着替えてしまおう。
まずはエプロンから……

「おい、翔太。いるか?」

口から心臓が飛び出るかと思った。それほど驚いた。

「あっ、兄貴っ、なな何?」
「? どうした、翔太? 何か焦っているような……」
「なっ、なんでもない! で、何!?」
「貸した本とCDを返してほしいんだけど」

ああ、あれか。しかし、今はこの服なので兄貴の前に出れる訳がない。適当な事を言って、後にしてもらおう。

「あ、ゴメン。今、手が離せないから……」
「いいよ、勝手に持っていくから」

兄貴のそんな台詞と共にドアノブが回り、ドアが開かれ……

「せええええい!」

俺の、気合いを込めた蹴りでドアごと兄貴を押し戻す。
ふう、間一髪。

「うおわっ!?」

兄貴は大きくバランスを崩したようで、ドアの向こう側から成人男性が床に叩きつけられるような音が聞こえた。


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