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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!2

60ファンタ ◆jz1amSfyfg:2010/05/31(月) 19:04:37 ID:/9.UHC3I
ダメだ、この話は時間がかかりそうだ。
続きは着替えてからにしよう。再び母さんに背を向け、台所から出ようとして

「忘れ物よ、翔太」

また、カツラを被らされた。

「…………どうも」

ここで「いらん!」とか言って突っ返しても、また隙を突かれて被らされるに決まってるんだ。それなら、自室に持ち帰って処分する方が安全かつ確実だ。

「やっぱり可愛いわ。さすが私の娘ね!」

くくく、馬鹿め。このカツラを準備した苦労が水の泡になるとも知らずに笑ってやがる。
あと、娘言うな。心はまだ男だ。
さて、今度こそ着替えて……

「「ただいまー」」

こ、この声は……父さんと兄貴! もう帰ってきたのか!?

「ハラ減ったな〜今日のメシはなんだろうか」

父さんの声と足音が次第に大きくなっていく。台所に近づきつつある証拠だ。
ヤバイ! か、隠れないと……って、隠れるようなスペースはこの台所には見当たらない。
……仕方ない。窓から外に出よう。
窓を開き、窓枠に足をかける。

「黙ってあげるかわりに、貸し一つね」

そんな母さんの台詞を背に、一気に外に飛び出す。
このままだと、俺の姿が台所から窓越しに丸見えなので、着地と同時にその場でしゃがむ。
一拍遅れて「母さん、今日の夕飯何?」と言う声が、開きっ放しの窓から聞こえてきた。
ふう、ギリギリだったけどなんとか見られなかったようだ。
今のうちに、玄関から家に入って自分の部屋まで戻ろう。
少し腰を上げ、なるべく足音をたてないように歩きだす。
辺りには人の気配が無かったので、人目を気にせずに動けるのはラッキーだった。
三十秒くらいで入口の前までたどり着けた。
入口のドアも極力音をたてないように静かに開ける。
……よし、誰も来る気配はないから気づかれていないようだ。
玄関に入り、上がりかまちを乗り越える。
普通だと靴を脱ぐが、靴は履いてないので、当然そのままだ。
今、俺の前には二つの道がある。上がりかまちを乗り越えた所にある左右に別れた廊下。左折した先の廊下にあるドアと、右折した先にある階段だ。
とはいったものの、とりあえず左折はしない。
なぜなら、左折を選んだ場合にあるドアの先は、居間になっている。もちろん、居間から台所にも行けるようになっている。


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