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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!2

26ファンタ ◆jz1amSfyfg:2010/03/31(水) 03:59:21 ID:IrWe6Rr.
この人、本当に守備範囲が広いなぁ。打球の勢い次第とはいえ、二塁ベース上や三塁手が担当するような打球まで取れるなんて。
まあ、三年生の誰よりも守備が得意だったから、これくらいは当たり前とか思っているのかもしれないのけど。
その後も、一通り打球を捌き終えた坂本先輩はもう一人の先輩を呼んだ。

「おい、みちる」
「なに、まどかちゃん?」

坂本先輩の声に吸い寄せられるように、近づいたのは二人しかいない二年生の一人、山岡みちる先輩だ。
この人も、普段は坂本先輩と似ていて、腰まで届く長いストレートの黒髪だ。だけど、今はポニーテールにしている。
山岡先輩曰く、部活中は動きやすいし、坂本先輩と見分けもつくからポニーテールにしているようだ。
しかし、髪型と違って顔立ちは似てなく(綺麗か可愛いか、で言えば)可愛い方だ。
これで元男だというのだから『女体化症候群』って、本当にずるいなぁ・・・・・・うん、反則だ。

「・・・・・・という訳だ。では市村、頼む」
「え、何がですか?」
「・・・・・・話聞いていたか?」
「・・・・・・すいません」

山岡先輩について考え事をしていた間に、坂本先輩の話を聞き逃していたようだ。
坂本先輩の視線が痛い。
とりあえず、もう一度話してくれた坂本先輩の話によると、これから山岡先輩もノックを受ける事、ノッカーは変わらずわたしがやるという事、一年間のブランクがあるが全力で打球を打って大丈夫そうなので全力で、との事。
・・・・・・それ、本当に大丈夫なんだろうか。
いくら経験者とはいえ、一年のブランクがある相手に、坂本先輩と同じ勢いの打球を放って、まともな練習になるのだろうか。失礼な事とは思うけど、そう考えずにはいられない。

「遠慮せずにどうぞ」

わたしの思考を感じとったのか、山岡先輩がそう言った。
・・・・・・まあ、本人も言うんなら大丈夫だよね?

「じゃあ、いきますよ!」

ボールを軽く上に放り、山岡先輩の守備位置であるセカンドの方向に出来るだけ力を込めて、バットを振り抜いた。

「あっ」

しかし、打球のコントロールが狙いより上の方向に狂い、山岡先輩の頭上を通過し、外野の守備位置の方に落ちた。と思った。
が、打球は外野の方に向かう事なく、山岡先輩のグラブの中に収まっていた。


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