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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!2

216こっぺぱん:2013/02/08(金) 23:57:33 ID:bNtL74f2
長いってerror出ちゃったんで二つにわけます。


−−−迷う指先の辿る軌跡−−− ⅩⅩⅥ :新しい性別8:

「えー、というわけで、新入生の紹介をする」
 竹本先生は皆を席につかせると咳払いをしてそう言い、コースケの席に座っている女生徒に自己紹介を促した。
「コウ、です。みんな知ってるとおり、元コースケです」
 真っ黒なストレートヘアーを肩できっちりと切りそろえ、コースケのときよりは低いが女子の中ではダントツに高い身長のその少女は、緊張した面持ちでそう言った。手足は非常に細く、女性らしさをそんなに感じさせない容姿だった。
「ワケあってコウは男性用の更衣室と男性用のトイレを使ってもらう」
 竹本先生がそう言うと、皆は訝しむような顔をした。それはそうだろう、女子生徒の制服を着ている者が男子トイレを使うのは不自然だと思うのが当たり前である。どうして? という声が上がるの無理はない。
 元々コースケはあまりおちゃらけた感じがなく、クラスでも物静かな方だったので、皆もどう対処したらいいかわからなかった。
 と、ミノリが立ち上がってこう言った。
「コウはさ、ぶっちゃけ男と女のどっちが好きなの?」
 皆の視線がミノリに集まった。そう、皆が聞きたかったのはそういう部類のコトなのである。
 ミノリとて注目を浴びたくはなかったし、これは一種の賭けでもあった。が、今こんなことを言えて、この空気をどうにかすることができるのは自分しかいないと思った末の発言だった。
「………私は………男が好きです」
 クラスはざわつかなかった。なんというか、一人称がオレの男っぽい女子が男を好きだと言っているビジュアルは、そんなに不自然ではなかったからだ。
 が、少しずつそのコトの意味を理解してきた者が出てきた。
「ちなみにそれって、いつから?」
 ミノリの質問に、コウはミノリの方へ向き直って答えた。
「ずっと前から」
 コウは手をぎゅっと握りしめ、顔をこわばらせてそう言った。近くの座っていた者は、コウの体が震えているのに気づいた。


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