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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!2

214こっぺぱん:2013/02/07(木) 00:43:39 ID:atvxkEY6
一年半もたってしまいましたが、続きを書いてみました。
見てくれる人がいなかったとしても思いつく限りは書いていきますね〜

−−−迷う指先の辿る軌跡−−− ⅩⅩⅤ :新しい性別7:

 そして新学期が始まった。
 まだ全然暑い九月の初日は、決まって防災訓練がある。
 ケイコ達は今までと何ら変わりなく登校し、ミノリはやはりどうしても短いスカートが慣れないらしく、できる限り丈を長くして登校している。
 去年の夏までは、周りにいる男子生徒と同じように、白いYシャツをだらしなくズボンの外に出しながら机に座ってくだらないことを話していたのだが……
 今年は、自分が話題の的になっている。
 中学三年生ともなると、夏休み中にいろいろアレなコトが周りのメンツに置きたんじゃないかと妄想したりするものだ。
 こと今の時代においては、この女体化現象を防ぐためにこれくらいの年頃でのSEXも珍しくなくなってもいたので、余計気になるようだった。
「おはよー」
「あちーよー」
 先に教室にいたサナエにミノリが挨拶すると、サナエはまたもブラウスの胸元を大きく開けてうちわでパタパタしていた。
「あんたねぇ……」
「あぁ、いいのいいの、あたしのBカップなんて見て喜ぶ男子はいないから」
 Bカップと聞いて男子達がざわついた。Bカップの乳ってどれくらいの大きさなんだ?と思ったようだ。
「変に男子煽るんじゃないよサナエは」
 ケイコがため息をつきながらそう言った。コースケの姿はまだ無い。
 そうこうしているうちにギリギリでワタルが教室へ入ってきて、すぐにホームルームが始まった。
「よーし、夏休みは終わったぞー現実を受け止めろー」
 竹本先生がそう言ってから出席を取り始めた。そのとき、コースケの名前は呼ばなかった。
 そして始業式のため、皆は体育館へ移動し始め、そのときミノリはケイコに言った。
「もしかして、コースケ転校とか?」
「ありえない話じゃないね……女体化とは違うから、ミノリみたいな対応で済むわけじゃないもんね……」
 同じコトを思ったのか、ワタルも複雑な表情をしていた。いつもの明るくてお調子者な様子は影を潜めている。
 始業式は始まったが、行われることは毎度同じで聞く必要もない話ばかりだったので、ミノリはコースケのコトを考えていた。
 自分は女性になってしまったが、それは前例の多い割と当たり前な出来事だった。変化になかなかついていけないこともみんな知っていて、サポートしてもらえた。
 だがコースケの場合は、その身に起こったことそのものが、周囲には未知の出来事と扱われるだろう。
 それに加えて、同性……男性だったころに、男性を性的対象としていたことも発覚してしまう。
 いつだって多数派は少数派を駆逐しようとする。今のように性別に関する事柄が以前より柔軟に受け入れられるようになったとはいえ、簡単に受け入れられるとは思えない。
 もし転校しないにしても、自分達のクラスですら受け入れてもらえるかわからない。そもそも、男女どっちとして扱うかを周りがどう決めるかも、わからない。
 そんな風にコースケのコトを思うと胸が痛んだ。


 始業式が終わり、ミノリ達は教室へ向かっていた。
「コースケ、どうなるんだろうね」
「単にまだ体が安定してなくて来れないってだけかもしれないよ」
 ケイコはそう言うが、サナエが見つけてきた情報によれば、変化は長くても二ヶ月前後で安定し始めるとのことだった。
 やはり、このままこの学校に通うのは無理なのかもしれない、そう思った。
「あれ? あなた教室間違えてない?」
 最初に教室のドアを開けた女子が、教室の中を見てそう言った。怪訝に思って皆もそれに追随し、もう片方のドアも開けられた。
 確かに見覚えのない生徒が教室の中にいる。制服は女子のモノだ。肩上くらいで髪を切りそろえた、長身で痩身の女子。
「間違えてないよ」
 皆が教室へ入ってその女子のところへ集まる。そして、よく顔が見れるところまできた男子が気づいた。
「もしかして………コースケ?!」
 ざわっと教室が騒がしくなりかけたが、そのときちょうど竹本先生がきて、とりあえず皆を静かにして席につかせた。


 −続く−


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