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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!2
204
:
こっぺぱん
:2011/06/29(水) 00:26:47 ID:FCZ4O1u.
wktkされたら書かずにはいられまい!!!
−−−迷う指先の辿る軌跡−−− ⅩⅩ :新しい性別2:
「おはー」
翌日、サナエがそう言って教室に入ってきたとき、ケイコとミノリは二人してだるそうに団扇でパタパタと扇いでいた。
「おはよー」
その姿を男子達は遠巻きに眺めながら複雑な表情をしていた。
「………夏服っていいな………」
「っていうか、ミノル……じゃないのか、ミノリを見てそう思ってるオレらって、何?」
「まぁ、女からしたら外道、なんじゃね?」
「男からしたら至極健全なだけなんだけどな」
今日は風があるとはいえ、暑いものは暑い。シャツのボタンを二つまで外して団扇で中に風を送っている姿は、中三男子の視線を奪うに十分だった。
ミノリは今日も髪を束ね、ちょこんと小さなポニーテールを作っている。
が、本人の女子としての自覚はやはり薄く、机の上に座って足を開いて座っているのだ。
そこへおあつらえ向きに強い風が入ってきた。
「うわ!」
慌てて女子生徒達はスカートを押さえる。が、ミノリはすぐさまそれができず、周りの女子を見てから3テンポくらい遅れてスカートを押さえる。意味ねーし。
「………おい」
「あぁ、見た」
「水玉か……」
男子達がそんなことをぼそぼそ呟くのを聞いて、女子達がいきり立った。
「あんたたちなんでミノリのパンツしか見てないのよ!!!」
「い、いや、だっておまえらの見ても怒るじゃねーか」
「それとこれとは話が別!!!」
「どう別なんだよ……」
当のミノリは苦笑しながら少し恥ずかしそうにしている。
「あいつら、私のパンツなんか見て何が嬉しいのかね」
「そりゃーあんたが女だからよ」
「………確かに」
まぁそう簡単に自覚できないよね、とケイコは思いつつミノリを見た。
どんどん女になっていく、仲良しだった男の子。大好きだったことを、男の時代に伝えられなかった、今でも大好きな女の子。
複雑な感情だった。加えて、ミノリがどんどん自分より可愛くなっていくのが、妬ましいような悔しいような、変な気持ちになったりもする。
「あぶねー! ギリギリ間にあったぜ!」
ホームルームちょい前になって、汗だくのワタルが教室に入ってきた。
「あれ? コースケは?」
「あれ? そういえば今日はまだ見かけてないね」
「コースケが学校休むなんて珍しいね」
(もしかして昨日のあれ? ホントに熱射病で倒れたとかだったら……あのとき声をかけとくべきだった……?)
ケイコがそんなことを思っていると、竹本先生が入ってきた。
「センセー、コースケって今日休みっスかー?」
先生が口を開く前にワタルがそう言った。
「あぁ、しばらく休むそうだ、お母さんから電話があってな。どうも入院しているらしい」
「え!!!」
「詳しくは先生もわからないんだ。現時点では連絡を待つしかできん」
「そうッスか………」
コースケは健康で、穏やかで、誰にでも優しくてあまり口数の多くない、少し大人びたヤツとしてクラスの皆がけっこう頼りにしている存在だった。
そのコースケが入院するとなって、少なからず動揺を受けた者はけっこういた。
特に、昨日一緒に下校したメンツは一気に心配でたまらなくなった。
(………いくらなんでも熱射病で長いこと入院はないよね……それに、それなら先生が容態を聞いてるはず。となると………)
ケイコは嫌な予想を無理矢理押し殺すように唇の端を噛んだ。
−続く−
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