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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!2

173ファンタ ◆jz1amSfyfg:2010/12/31(金) 16:06:49 ID:ttwadXpA
「すまん」
「もういい。それより、お前もちゃんと見ろ。そして覚えろ」

謝る陽助に、ちゃんと打者を見るように促す。
俺だけじゃ、とても全ての打者の事を覚えきれない。

「あいよー」

隣から気の抜けた返事が聞こえた。
その後、しばらく打撃練習を見て、覚えられる限界まで打者のデータを頭に詰め込んだ。

「よし、次行くぞ」
「おう」

暗記した打者データを忘れないように気をつけながら、走塁練習が行われている場所まで移動。

「ここだな」

走塁練習の場(から一番近い歩道)に到着。
走塁練習もしっかりと『見学』させてもらった。
だが、結局注目するほどの選手は見つからなかった。

「打線に比べると明らかに見劣りするな……」

打撃練習とは迫力が段違いだ。

「長打重視の重量打線に切り替えたのかね?」

これで全員ではないから、断言はできないが、おそらくそうだろう。
夏は、走攻守の全てが高いレベルでバランス良く整ったチームだった。
だが、目の前の練習風景からはその片鱗すら感じ取る事ができない。
思えば、夏に対決した俊足バッターは全員三年生だった。
となれば、人材不足でチームのスタイルを変えざるをえなくなったのか。
名門校でもこういう事があるとはな。
しかし、投手が一人しかいないこちら側にとっては最悪の辞退だ。
ただてさえ、陽助は球威や球速ではなくコントロールで勝負するタイプなのに、交代できずに投球回重ねて、スタミナ切れて、コントロールが乱れて、一気に打たれて……なんて状況が容易に想像できる。
今日、帰りに学校に寄って坂本先輩と話し合わないといけないな。

「よし、次だ」

一通り見てから、移動する事を陽助に伝える。

「え、もういいのか?」
「ああ、もういいや。ほら、行くよ」

不思議そうにしている陽助に手招きをし、次の目的地へと進む。


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