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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!2

170ファンタ ◆jz1amSfyfg:2010/12/31(金) 16:02:59 ID:ttwadXpA
「ああ、そこにいるのはオレの妹だよ」

陽助の答えを聞き、内心で安堵のため息をついた。
よし……もしかしたら、メールを読んでいないんではないかと思ったが、無用な心配だったようだ。

「それではお兄様、貴方の妹さんが予想以上に時間を浪費してしまった事についてですが」

春風さんの言葉に、陽助が表情を変えた。

「その件については、私達の側に非がありますの」

そう前置きし、春風さんはさっき校舎の四階で起こった事について全て話した。

「……と言う訳です。うちの部員が貴方の妹さんに迷惑をかけてましたの。本当に申し訳ありませんでした」
「あ、いや、別にいいよ。あんたは妹を助けてくれたんだから、謝らなくてもいいと思うんだけど。それに結果的に妹は無事だったんだし」

頭を下げた春風さんに対して、陽助はやや焦りながらも謝らなくていいと答えた。

「しかし、部員のせいで迷惑をかけたのは事実ですし、誰かが頭を下げないと……」
「だから、あんたが下げなくても、ナンパした奴らに謝らせれば……」

謝る、謝らなくていい、と両者互いに一歩も譲らない。
このままだと時間が無駄になるので、別の事で気を逸らすしかないな。
春風さんの服を袖を軽く引っ張り、春風さんの注意を自分に向けてから、考えついた台詞を言う。

「春風さん、野球部の練習に戻らなくていいんですか……?」
「あ……そうでしたわ。結構長い時間抜けていたから早く戻らないと……できるならば、ゆっくりと見学していってほしいですわ」

春風さんはそう言い、急いでグラウンドに戻っていった。
春風さんの姿が見えなくなってから、陽助がポツリと呟いた。

「あの人、マネージャーじゃなかったのか……」





【目指せ、甲子園−16 おわり】


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