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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!2

148こっぺぱん:2010/11/23(火) 00:53:44 ID:logTZuGI
−−−迷う指先の辿る軌跡−−− ⅩⅥ


「おはよー」
 さすがに着慣れてきたが、下半身の心許なさだけはぬぐえない女子制服を着て普通にいつも通り登校した。いつも通りだよね? 何もおかしくないよね?
「ミノリおはー、ちょっとこっちおいでこっち」
 さっそくサナエに呼ばれる。うむ、想定の範囲内である。
「お、ミノリ来たか。コースケ、行くぞ」
 サナエと示し合わせてでもいたのだろう、ワタルも私に気づくとコースケと一緒にサナエの元にやってきた。想定の範囲内。
「で、どうだった?」
 いきなりかい。でも想定の以下略。
「えぇまぁ、ご期待には添えずといいますか……」
 もちろん正直に答えるわけはない。ヤっちゃいましたなんて言えるか!
「ほうほう」
 あり? この反応は想定の範囲外だ。
「うんうん、想定の範囲内だね、その返事は」
 なんかサナエが余裕の笑みでそんなことを言っている。えー!?なにもしてないのー!?とか言われると思ったんだけど……
「コースケの言ったとおりね」
「え?」
「ミノリのことだから、仮になんかあっても絶対正直に言うはず無いって」
 私はじとーっとした目でコースケを見た。コースケは苦笑している。
「いやすまん、悪気はないんだが」
 それだけ私のことをよくわかってるってことは友達として喜ぶべきかもしれないけど、こういうときに発揮するなと小一時間以下略だ。
「とまぁそういうわけで、真打ち登場のようです。ケイコー!」
 ちょうど登校してきたケイコをサナエがめざとく見つけてこちらへ呼ぶ。私は疲れたように額に手を当てていろいろ諦めた。っていうかすでに疲れた。
「ん? どしたの?」
 机に鞄を置いたケイコがこちらへやってくる。私は机に突っ伏す作戦に出た。
「一昨日ミノリ泊まりに行ったんでしょ?」
「うん、来たけど」
「ミノリが泊まりに行く前に一緒に買い物しててさ、ミノリに新しい下着をオススメしたんだけど、どうだった?」
「あ〜、水色のレースのヤツでしょ、かわいかったよ〜」
 ………ばか。
「じゃぁさじゃぁさ、下着の中身も見たの〜?」
「え……ちょっと、どういう意味よ」
 さすがにケイコも踏みとどまってくれた。まぁ、焼け石に水って感じだけど。
「んもぅ焦れったいわねぇ、えっちはしたのってこと!」
 もっと小声で言えよサナエ。
「あー………ノーコメントで」
 よし、なかなか微妙な返事だ、グッジョブケイコ。
「ふ〜ん、何にもしてないなら別に恋愛感情とかのない友達同士のお泊まりだったのね〜。だったらあたしもミノリとえっちするチャンスはありそうね〜」
「だめ! それはだめ!」
「なんでよ〜二人はただの友達でしょ〜?」
「うぅ……」
 サナエめ……仕方ない、腹をくくろう。私は突っ伏していた顔をあげてケイコの手を取り、引き寄せて腰に抱きついた。
「ケイコはすっごいかわいかったよ。寝顔も、ベッドの中でもね」
 にんまりしながらそう言ってやると、案外サナエたちの方が後ずさった。ケイコは赤面してそうだな。
「ど、堂々とそう言われると対処できねぇぜ……」
 ワタルがそう言う。ちょうどそのときチャイムが鳴ったので、うまいことそれ以上の追求を避けることができた。


 まぁ、結局昼休みにまたさんざん取り調べされたんだけどね。


 −続く−


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