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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!2

146こっぺぱん:2010/11/20(土) 01:20:59 ID:clJH0DcU
−−−迷う指先の辿る軌跡−−− ⅩⅤ 「下」

「………いいところだったのに」
 とケイコは言うが、それはこっちのセリフだ。
「しょうがない、とりあえず下に……あ」
「………私のことこんなにしやがって」
 若干はぁはぁしながらおそらく頬を紅潮させて私は言っているのだろう。これが自分じゃなければすごい萌えるんだろうなぁ。
「ご、ごめんごめん」
 だがまぁ、親が帰ってきた以上こんなことを続けるわけにもいかず、とにかくケイコは一階へ降りていった。
 私はとにかく呼吸を整えて身繕いをし、その場で待つ。少しするとケイコが私を呼びに来たので、下へ降りた。ケイコの親には私のことをどう言ったらいいんだろうか……
「友達泊まりに呼んだんだ」
 ケイコがリビングにいる母親にそう言った。私はまだ廊下に隠れている。何故隠れる。
「サナエちゃんでも呼んだの?」
 一回……いや、二回くらいか、ケイコの親に会ったことはある。お母さんはなんかこう、天然っぽいというか、おおらかな感じだった。お父さんは……すごいケイコLOVEだった気がする。
「いや、ミノリ……あー、ミノルだよ、前にウチ遊びにきたことあるじゃん」
「なにぃー!?」
 奥からケイコのお父さんがすっ飛んできた。マンガみたいな展開だなおい。
「お、お、男と一晩過ごしたのかケイコ!?」
「あー、いや、男というか女というか……」
「ちょっとそいつ連れてきなさい!」
 ケイコがリビングから顔だけ出して苦笑し、手招きしたので私はガクブルしながら部屋に入った。
「おまえがウチのケイコ……を……?」
「えと……お邪魔してます」
 けっこうビクビクしながらそう言うと、ケイコのお父さんは毒気を抜かれたようにポカーンとしていた。お母さんは、あらまぁと言って私をまじまじ見ている。そりゃそうだわな。
「え、えぇと、あの、キミは……?」
「以前こちらにお邪魔したこともあるのですが、藤井といいます、藤井……今はミノリです」
 と、いうわけでケイコがいろいろ事情を説明し始めた。
 お母さんの方は最初驚いたものの、なんだかすぐ違和感なく受け入れてしまったようで、普通に娘の友人が来たという感じでお茶など淹れてくれた。
「うぅむ……しかし、この場合女の子だからと言って安心していいものかどうか……」
「平気平気、私が攻めだか……あ」
 またもやお父さんはぽかーんとしている。お母さんは、あらまぁと言っている。私はというと……うつむいてため息つくしかないじゃんか!

 という感じで、いろいろ大変だった。
 で、明日は月曜である。学校である。サナエとワタルとコースケのいる学校である。


 −続く−


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