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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!2

132名無しさん:2010/11/05(金) 00:11:08 ID:m3ym4dkk
お泊まりまでもう少しです(゚∀゚)

−−−迷う指先の辿る軌跡−−− Ⅹ

「お、ミノルじゃん」
「おぉ、一日ぶり」
「昼飯か? こっちこいよ」
「あぁ、サナエもいるから、買ったら行くよ」
 オレとサナエがトレーを持って行くと、オレ達が隣り合って座れるように席を空けておいてくれていた。たぶんコースケの計らいだろう。
「今日は買い物か何か?」
 珍しくコースケから話しかけてきた。
「あぁ、まぁ、オレは付き合わされてるって感じだけどな」
「えー、ミノリだって買い物したじゃーん、かわいい下着とか」
「おだまり」
 ワタルとコースケが顔を見合わせて順番に口を開いた。
「かわいい、下着……?」
「ミノリ……?」
 明らかにワタルの視線がオレの胸元に向いてる。
「あー、下着はいいとして、名前な、ミノリになるんだと」
「下着はね〜、今日この子お泊まりするから勝負下着を選んであげたのよ〜♪」
 あぁ……頼むサナエ、黙っててくれ。
「お泊まり!? 男の家にか!?」
 ワタル、頼む、黙っててくれ。
「ノンノン、ケイコの家よ」
「え……なんでケイコんちで勝負下着なんだよ」


「だって、二人は両思いだもん」
 オレはもう黙々とポテトを食べることに集中してみた。
「でも女同士じゃん……?」
「それがどうしたの?」
 ワタルの反応が普通なんだろうな。
「けっこう、女性化した人が女の子とくっつくなんて珍しくないんだよ」
 コースケがワタルにそう言う。こいつけっこう詳しいな。
「そうかもしれんけど、でもやっぱ男相手の方がしっくりこないか?」
「体のパーツ的にはそうかもしれないけど、生理的な感覚は別じゃないか? ミノ……リはまだあんまり女の自覚なさそうだし」
 今日のコースケはよく喋るなぁ。
「そうねぇ、言葉遣いもあんまり変わらないし。いい加減オレっていうのはどうにかした方がいいと思うんだけどね〜」
「じゃぁ、なんて言えばいいんだよ」
「私でいいんじゃない?」
「………………善処する」
「まぁそれはそうと、ミノル、じゃない、ミノリはまだケイコのこと好きなんか?」
 ワタルの直球の質問にオレはもう諦めて素直に答えた。
「好きだよ」
「じゃぁ、抱きたいのか? 抱かれたいのか?」
「え?」
 思わず動きが止まってしまった。
「だって、好き同士ならそういうこともするだろうし」
「っていうか、おまえらずいぶん同性の恋愛に寛容だな」
 サナエとコースケは特にそうだ。
「あたしは男も女も好きだもん」
 うわ、何このカミングアウト。
「オレは……まぁ、驚いてはいるし釈然としないものはあるけどな。ただ好きならしょうがねーだろ、うん」
「誰が誰を好きだっていいのさ。器が変わったって魂は変わらないもんな」
 オレは友達に恵まれた幸せ者かもしれない。

「で、ミノ……リは抱きたい側なのか抱かれたい側なのかどっちなんだよ」
 ワタル、いい加減名前で詰まるな。
「う……それ答えなきゃいけないのか?」
「うん、それあたしも気になる。かわい〜く答えてね♪」
「いや、わからんて。体の性別で抱く側抱かれる側が決まるってならそりゃ以前のオレは抱く側でしかありえなかったけど……」
「こうなってみると、どっちもありうるってことか」
 コースケがふむふむといった感じでオレの言葉の先を引き継いだ。
「抱かれる側のミノリ……」
 ワタルとサナエがどうもそういう情景を想像したようで、なんかニヤけてる。恥ずかしいからやめてくれ。

 とまぁそんなわけで時間は過ぎていった。オレをそわそわさせながら。


 −続く−


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