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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!2
126
:
名無しさん
:2010/11/01(月) 22:37:02 ID:s2Y2aias
そういえばⅡあたりに書いてある15になってすぐが高一の秋っておかしいですよね( ゚д゚)
そこは中三の春です。申し訳ない。
−−−迷う指先の辿る軌跡−−− Ⅶ
そんなわけでオレは女として学生生活を送ってるわけだが、やはり位置的にはどうしても普通の女子のようにはいかない。
やっぱり15年間を女として生きてきたか男として生きてきたかはでかいな。
男子の友達はもちろんいるわけで、そっちと仲が悪くなるわけでもないし、女子は女子でまた仲良くなれるし、中立国スイスみたいなもんか。
ただ、オレと同じコトを普通の女がやってたらすげー反感買うんだろうな。
「で、どうよ、もうやったんか?」
「何の話だよ」
なるべく昼飯は一日おきで男友達グループと女友達グループを行き来している。今日は野郎共と一緒だ。
「そりゃおまえ、女になってまずやることといったらアレしかないだろ?」
「あぁ、あれな、うん。おまえも女になればわかるよ。意外とな、勇気いるんだぞ」
「オレはもう童貞捨てちまったからなぁ。で、どうだったんだよ?」
「やってないって。やれねーって。まだ女の体になって一ヶ月も経ってないんだぞ」
今一緒にいるのは、ワタルとコースケだ。ワタルはもう童貞捨てたと公言してるが、コースケからそういう話を聞かないので、もしかしたらいつか仲間入りするんじゃないかと危惧している。
「しっかしなぁ、女っけのないコースケならまだしも、ケイコと仲良いおまえがなぁ……」
そう言って二人がケイコを見る。ケイコは今机の上に座って女子と話しているところだ。
「なんか不満だったんか?」
「いや、そういうわけじゃ……」
「もしや、女になる前から男が好きだったのか!?」
「死ぬか、おまえ一回死ぬか」
ワタルはホントによく喋る。コースケはあまり喋らずにこにこしてることが多い。こいつ女子に人気無いわけじゃないと思うんだがなぁ。
「ってかそうだ、おまえやっぱ男好きになったのか?」
「そう、そこなんだよ。そこ悩んでんだよ」
オレはパックのコーヒー牛乳を飲み干すと真面目な顔になって続けた。
「元々女が好きなのは、まぁオレんちで勝手にエロ本発掘した失礼極まりないおまえなら知ってると思うが」
「おぉ、おまえがM気質なのもよく知ってるぜ」
「殴っていいか、殴っていいよな?」
「まぁまぁ落ち着け。で、どうなんだよ?」
こいついつか殴る。
「全然男好きになんないんだわこれが。普通に女の子大好き」
「おまえ……体育の時いっつも顔が赤いのはそのせいか」
「はっはっは、役得役得」
喜んで良いのか、これ。
「女になってすぐ男好きになるわけじゃないんかねぇ?」
「知らん。周りにいないから聞きようがない」
「でもおまえ、そのまま女好きでも困るよな」
「え?」
思わず素っ頓狂な声を上げてしまった。
先日ケイコとお互いに思いを告げ合ったばかりなのだが、それはよろしくないのだろうか?
「だっておまえ、女として生きてくなら男好きなのが当たり前じゃんか」
「………」
オレは、ケイコを好きでいちゃいけないのだろうか……
翌日オレは女子がよくやってるのを真似て、昼食のときさりげなくサナエに紙切れを渡した。
「ミノルもだいぶ女子がわかってきたね〜こんな手紙のよこし方するなんて」
放課後、屋上の扉前に来て欲しいと書いといたのだ。
「ちょっと相談したいことがあって」
「ほうほう」
サナエはしゃべり方こそ軽いが、けっこう空気を読んでくれる。あまり大きな声で話さないオレの側に来てくれた。
「あれかな、ケイコのことかな?」
「え……なんでわかった?」
「ん〜、なんかケイコちょっと変だったし、ケイコと一緒にいるときのミノルも変だったから」
こいつ、なかなかやりおる。
「君ら両思いなんでしょ? ずっと前から」
「う……たぶん。オレは好きだった、と思う」
「はっきりしないなぁ」
「なんか、恋愛に発展する前に友情が先だったからさぁ」
「ふぅむ。で、今はどうなの?」
「それなんだけど……」
続きを言うのが少し怖かった。
−続く−
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