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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!2

116名無しさん:2010/10/28(木) 00:30:46 ID:c6VZ/9Jw
−−−迷う指先の辿る軌跡−−− Ⅱ


 とりあえず現実を無理矢理把握したことにして、オレは苦笑いするケイコに連れられて階下のリビングに降りていった。
 そしてキッチンで仲良く夕飯の支度をしている両親に声をかけ、二人が振り返ってオレを見ると……
「え……?」
「あら……まぁ……」
 やはり驚いた。そうだよな、そりゃ驚くよな……と思ったのも束の間、親が何に驚いたのかを聞いてオレはすっころんだ。
「おまえ、ケイコちゃんとしてなかったのか!?」
「あなた、ケイコちゃんの前で言うことじゃないでしょ」
 いや、そこは、言うことが違うでしょってツッコむところだよ母さん。
「いやぁ、なんというか、面目ないというか、すみません」
 ケイコが苦笑いしながら謝る。いや、謝るなって。なんかオレ惨めじゃん。
「いやいやいや、ケイコちゃんが悪いわけじゃないから! そういうのはむしろ、この意気地無しなミノルがいけないんだし」
「悪かったな意気地無しで」
 そう言ってそっぽを向くオレはあれか、さしずめツンデレのツンってやつか。
「それにしても……先週15歳になったばかりなのにねぇ……」
 まったくだ。
「女の子になるならなるで、いろいろ準備しなきゃいけないのに……」
 我が母ながらこの順応性と天然性にはついていけん。
「あ、それなら明日あたしがいろいろ見繕ってあげますよ。あたしの着ない服とか譲りたいですし」
「じゃぁ、お願いしちゃおうかしら」
「まかせてください」
 なんか声がおかしいので黙ってたらいつの間にか明日のスケジュールが決まってしまった。オレの意見は聞く気なさそうだし。
「よ〜し! じゃぁ張り切って服とか持ってきますね! そしたらいろいろ発掘しなきゃいけないんで今日は帰ります!」
 発掘って。おまえの部屋は遺跡か。
「また明日! ミノルは着せ替え人形になる覚悟を完了しといてね!」
 ケイコはハイテンションにそう言い残して颯爽と帰って行った。


 が、試練は翌日を待たずして訪れた。
 そう、風呂だ。
 夕飯を食べて部屋に戻り、現実の重さにげんなりしていると、階下から「お風呂入りなさ〜い」という母の声が聞こえてきたので、ため息をつきながら下着と着替えを持って浴室へ向かう。
 そして再びため息をつきながらシャツを脱いだとき、眼下にある控えめなふくらみが目に入ってどぎまぎしてしまった。
 いやいやいや、いくら女の体でもこれ自分だぞ? いや、でも女が好きだったんだから女の体は好きなわけで………何考えてんだオレ。
 っていうか、これ、下はもっとすごいことになってるんだよな………?
 おそるおそるズボンを脱ぐと、ボクサーパンツの前にあるはずの見慣れた膨らみが無い。さらにおそるおそるボクサーパンツを脱ぐ。
「ま、まじか……まじでないのか……」
 正直上から見ただけじゃ何もわからん。長年慣れ親しんだ体の一部が消滅し、残りは陰毛に隠れて何もわからん。だが触って確かめるのは怖いのでやめておく。
 オレは浴室の鏡を見るのが恐ろしい気持ちと楽しみな気持ちが8:2ぐらいの割合で混在しながら、ガラリと浴室の戸を開けた。


 一つわかったことがある。女の乳首って気持ちよかろうとどうだろうと、刺激があれば立つんだな。これは勉強になった。
「なんのだよ……」
 思わずセルフツッコミを入れてしまうほどオレは参ってるようだ。もう寝よう。
「あぁ……トイレ行かなきゃ……」
 えーと、小さい方でも座ってするんだよな。なんか、男の時より我慢が難しい……うわ、なんか、まっすぐ出ないんだな、女が立ちションできない理由がわかった。

 等と難儀しつつ、翌朝もぼーっとしたまま慣れないトイレを済ませ、朝食を食べ終えたころケイコがやってきた。
 すげー大荷物で。


 −続く−


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