したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!

998ファンタ ◆jz1amSfyfg:2010/02/13(土) 02:45:09 ID:ZWvqeYZc
「さて、そろそろあがるか……」

体から湯気が出るほど浸かったし、頃合いだろう。
浴室から出て、脱衣所に置いてあったバスタオルで体を拭く。

「それにしても、助かった」

母さんが気づいてくれなかったら、真っ裸で家の中をうろつかなきゃいけないところだった。

「いやー、本っ当に助か……」

言葉はそこで止まってしまう。
服が置いてあるべきところには、予想だにしない物が置いてあった。

「こ、これは……」

俺は震える手でそれを掴み取り──



「か・あ・さ・ん!」
「あ、翔太、随分のんびりだったじゃない」

台所で、おたまでに鍋をかき混ぜていた母さんが振り返り……笑顔で頬に手を当てる。

「あら、まあ。可愛い服着てるじゃない」
「半ば無理矢理着せたくせに!」
「いいじゃない、似合ってるわよ、そのメイド服」
「嬉しくないよ!」

風呂場に持ってきた『着替え』の内容がメイド服だったとは……クローゼットの奥深くに封印してきたはずなのに、見つけるとはな、隠し方が甘かったか。
それはともかくとして、着替えの服がメイド服しか置いてない状況では、それを着ざるをえない。

「バスタオルがあるじゃない」
「着れるか! 父さんや兄貴が帰ってくるかもしれないのに!」

しかも、その格好で見つかったらメイド服よりヤバイ、色々と。

「なら、普通の服に着替えてくれば?」
「よく言えるな。俺の服隠したくせに」
「あら、人聞きが悪い。男物の服を一旦拝借しただけよ」
「それを隠したって言うんだ! 返せよ!」
「やあよ♪ 可愛いんだし、今日一日着てればいいじゃない」
「着てられるか! こ、こんな恥ずかしい格好……っ!」

そう、母さんの持ってきたメイド服はなぜか露出度が高めで、下手すると下着が見えてしまいそうなほど、スカートも短い。

「じゃあ、着替えれば?」
「だから、服が女物しかないから、男物を返せっつってんだよ!」
「ダメ。家では女の子らしくするって約束でしょ?」
「ぬぐ…………」

それを言われると反論できない。

「さあ、選びなさい。普通の女性用の服に着替えるか、それとも、そのメイド服を着たままでいるか!」

母さんは俺にビシリと指を突きつけ、言ってのけた。





【目指せ、甲子園─番外編2 おわり】




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板