レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!
-
次第に、ローファの石畳を降りていくコツコツという音がこっちに迫ってくる。
―――呼吸が浅く、小刻みになる気がした。
出来ることなら走って逃げ出したいくらいなのに、俺の体がそれを拒んでいて身動きがとれない。
「―――ね、覚えてる? 此処で予行デートの待ち合わせした時のコト」
「………」
「遅刻するわ、デリカシーは無いわ、言葉遣いは乱暴だわ……ホントにサイテーだったよ?」
「………」
「"こんな奴、好きになる物好きなんていない"って思ってたのになぁ」
「………」
「……でもね」
「………――――っ!!?」
不意に、背中に、俺より一回り小さな温もり。
「……今日、今、この瞬間。
そんなサイテーな奴が、男のままでホント良かったって、私は思ってるんだ。
へへっ、おかしいよね。自分でも、笑っちゃうよ」
「……はつ、き……っ!」
名前を呼ぶ声が、震えた。
理由も分からないまま、みっともなく目頭が熱くなって、今、背中を抱きとめている女の名前を呼んだまま、言葉が出なくなる。
「……誕生日、おめでと、陸」
「……初紀……っ!!」
俺は……初紀のことが好きなんだ。
そう自覚した瞬間には、俺は自分より一回り小さな温もりを、力一杯に抱きしめていた。
「ちょ……っ、く、苦しいって……」
「……っ」
………ヤバい。
俺は、るいや初紀の言う通りサイテーな人間なのかもしれない。
俺の胸の中で小さく切なげに訴える声。
両腕を介して伝わってくる線の細い華奢なカラダ、体温。微かに香るシャンプーの匂い。肋骨辺りに感じる控えめな膨らみの感触。
……それらが、否が応にも俺の下半身を押し上げる原因となってしまうなんて。
「―――っ、ちょっ、陸……っ」
抗議と、羞恥と、当惑と、期待とが入り交じったような目が俺を見つめてくる。
「……わ、悪ぃ」
「ちが、う。嫌なんじゃなくて、その……びっくりした……だけだから」
「え……っ?」
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板