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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!
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〜青色通知15.1(最後の初紀の場合)〜
36.3℃。
電子体温計に表記された数値を見て、母さんがこくりと頷いた。
内心で、胸をなで下ろす。
モンスターペアレント、とはちょっと違うけど……母さんの許諾を得ずに無理に学校に行こうものなら……ううっ、違う意味で悪寒が走るよ。
―――定期試験も近い今日この頃。
タダでさえ、ここ数週間でかなりの欠席を重ねてるのに、これ以上家で悠長に寝てる訳にもいかないよ。
……それに。うん。
今日は、学校に行かなきゃいけないんだ。絶対に。
「じゃ、行ってきまーすっ!」
居ても立ってもいられず、私は家から飛び出す―――
―――つもりだった。
「―――初紀」
「ふぇっ、な、なに……?」
呼び止める母さんの澄んだ声に、思わずパブロフの犬の如くフリーズする自分のカラダが恨めしい。
油を射し忘れたブリキ人形みたいにぎこちなく振り返ると、母さんが真顔のまま近寄ってくる。
「こっちに座って、目を瞑って下さい」
「な、なんで―――」
「―――早く」
前方には鬼気迫る表情でにじり寄る母。背中にはタンスという名の壁。
逃げ道を完全に塞がれた私には、眼前で上辺だけ優しそうに笑う母さんに従う以外の選択肢は残されていないらしい。
……私は白旗を上げる代わりに、母さんに背を向けて座り込むしかなかった。
「あ……ぅ……」
不意に、するりと髪を撫でる感触がして、思わず全身が強張ってしまう。
「ほら、じっとして下さい。
こんなボサボサな髪じゃ、陸くんがガッカリしますよ?」
「……なんでそこに陸の話が出て来るかなぁ」
「だって、早く孫の顔が見たいですから」
……母さん、今、無邪気な声色でとんでもないコトを口走らなかった?
……。
気のせいだよね、うん。聞き流そう、聞き流せ、私。
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