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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!

940青色1号 ◆YVw4z7Sf2Y:2009/12/22(火) 10:48:51 ID:6jOAWtXk

「……っ、話は後だ。13番の搭乗口に行くと良い。ここを壁沿いに真っ直ぐ行った先だ」
「え、あ、な、何が、ですか……?」
「早くっ!!」
「ひゃっ、はいぃっ!!」

 物凄い剣幕で急かされて、私は弾かれたピンボールの如く走り出していた。

 13番搭乗口、13番搭乗口……。

 ……あれ。でも私、先生からチケット貰ってたっけ……?


「「―――あっ」」


 目的の搭乗口の看板を見つけた視線を降ろした先に、私の見知った人の姿が目に映る。

 それは、お互いの姿を認めた瞬間でもあったらしく、口形が全くおんなじになっていた。

 大好きだった人が、鉄柵の向こう側に居る。
 でも、どうして……?! どうして、あの人がロス行きの飛行機の搭乗口なんかに……?


 『―――だから、その人と同性婚が認められる国に行って……結婚するつもり』

 ―――あ……っ!?

 陸に連れ出されて天海市に行った時の一幕が脳裏をよぎる。

 ……そっか。

 他にどんな目的があったのかは分からない。けど……今なら委員会に属した身でありながら、暴露本を書いた理由だけなら説明出来る。

 ―――あの人は初めから、委員会を辞めるつもりだったんだ。

「………」

 私の姿がしっかり見えているはずなのに、背を向けるあの人。
 ちょっと前までなら裏切りとしか思えなかったあの人の気持ちが……ぼんやりと見えてくる気がした。

 だって、あの人は……私なんかより、ずーっと意地っ張りだから。
 "逃がした魚"の後悔ばっかりが積み重なって。それを悔やむ自分が誰よりも許せなくて。
 ……許されたくなくて。
 矛盾した気持ちのせめぎ合いに押し潰されたくなくて、逃げ出すしか道を知らないから。
 
 ―――なら、その頑なな心を開くには、どうすればいい?


 ―――決まってる……!!


 大切な人が、私に教えてくれたじゃないか。
 理屈なんかじゃない。
 今の私の気持ちに素直に従えばいい。
 私が、そうしたいんだ。
 ……ただ、私はアナタが大好きだったから、そうしたいんだっ!




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