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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!
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「ンじゃあ、ハルさんが"群青の蝸牛"を執筆した本当の理由ってのは―――」
「―――違うよ」
有島さんらしからぬ低い声が、少年の推察を言葉に出す前に否定する。
「本当も嘘もない。私が本を出したことで結構なお金を手に入れたことも、私が"あの子"を突き放したのも、"あの子"から通知受取人の資格を奪ったことも……紛れもなく私の意志だったんだから」
毅然と、彼女は言い切った。その言葉にどんな意図があったかは、僕も知らない。
彼女は、ただ今現在の法律に背いている未成年の少女を裁いた。それが事実として記録に残っているだけだ。
その事実に対して陸くんもはつも黙ったまま、何も語ろうとはしなかった。
「……あははっ、話が逸れちゃったね。
―――つまり、あの本の反応がそれなりに良かったから、国は方向性を転換せざるを得なかったんだ。
通知受取人以外の治療法を確立するための研究を、継続するってね」
―――また、常緑樹が靡く音がした。
「―――そんな時にキミに出会った」
「俺、ですか?」
「うん。好きな人、大事にしてる人を真っ直ぐに見つめて、投げかけて、受け止める陸くんに。
神代さんがどう考えてるかは分からないけど、キミが異性化疾患の抗体を持っていたコトは奇跡でもなんでもないって私は思ってる。
ただ、持つべく人が持ってたって」
「た、偶々ですよ、誉めすぎッス……っつぅ!?」
……今、はつが容赦なく陸くん太股を抓らなかったか?
「あはははっ、もうその可愛いお尻に敷かれてるのかな? 陸くん?」
"はつ"の引き締まった下半身と陸くんを交互に見やりながら、彼女は笑う。
何ともリアクションに困る質問を投げかける人だな、相変わらず。
「―――それでね、陸くん。キミの力を借りたいんだ」
「力って……"抗体"ッスか?」
「ぴんぽーん!」
……有島さん、今何故卓球の素振りをした?
そして何故誰もそこに触れようとしない? 僕の疑問に対する回答はないまま、話は続く。
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