したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!

898ファンタ ◆jz1amSfyfg:2009/09/16(水) 17:22:59 ID:EK7qlqVw
そして、さらに翌日の昼休み。

「おい、翔太、龍一。坂本先輩が今日も休むって」
「今日もか!?」

さすがに4日連続ともなるとちょっとおかしい。

「普通、スカウトに4日もかからないよな?」
「うん……多分」
「怪しいな……」

俺達は何も言わなかったが、考える事は同じだった。

『放課後、尾行しよう』



そして、放課後。

「んじゃ行こう」

陽助と龍一にそう言うと、2人は黙って頷く。

坂本先輩の所属する2―Aの前まで来る。
まあ、教室の前にボケッと突っ立っているとバレる危険性が高いのだが、幸いにも他の2年生もHRが終わったらしく廊下には、主に2年生が多数いる。それに紛れて坂本先輩にバレずに尾行する事が出来れば……

「ん? お前達……なんでここにいる?」

一瞬でバレた。




「なるほどね。スカウトに4日もかけるから何事かと思って見に来たって訳か」

坂本先輩の言葉に俺達は頷いた。
結局、坂本先輩に見つかった俺達は何故2年生の教室の前にいるのか問い詰められ、素直に白状した。

「実は、スカウトしようとしてる奴は友達なんだ」

そう前置きして、坂本先輩は喋りだした。

「一年前、まだ私が新入生だった頃、私とアイツは一緒に野球部に入った。だか、アイツは秋の予選が始まる直前に退部した。何故だと思う?」

先輩はわずかに顔をしかめながら、俺達に問いかけた。
理由は色々あるだろう。いじめだったり、家庭の事情だったり、単に面倒になったり、とすぐ考えつく理由だけでもこれだけある。
だが、俺はそんな理由ではないと思った。先輩の表情を見ていると、ある1つの答えが頭の中に浮かぶ。

「もしかして、女体化が理由ですか?」

俺がそう言うと、坂本先輩はさらに顔をしかめて、頷いた。

「当時の部員には私の他に、女子部員が2人いたから、アイツの女体化によって、誰か1人が辞めなくてはいけない状況だった」
「それで先輩の友達は、辞めたんですか」
「ああ……」
「「「「……………………」」」」

しばらくの間、誰も口を開かなかった。
やがて、先輩が口を開いた。

「だが、今は違う。現在、女子は私と明石しかいない。今は大丈夫なんだ、アイツの入る枠があるんだ」

静かな、強い意志を感じさせる口調だった。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板